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2025年4月、ロンドンで開催された世界最大級のワイン・コンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」において、日本を代表するワインメーカー、メルシャンとサントリーが相次いで金賞に輝き、日本ワインの確かな存在感を国際舞台で改めて印象づけました。
2025年4月、ロンドンで開かれた世界最大級のワイン・コンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」には、世界30か国以上から200人を超える審査員が集い、日本からも多数の審査員やワインが参加しました。筆者自身も今年、正式なジャッジとしてこの場に立ち、日本ワインが国際的にどう評価されているのかを肌で実感しました。
ブルゴーニュの名手エティエンヌ・ド・モンティーユが、サンタ・バーバラと北海道という異例の地に新たな挑戦を始めたのは2017年。日本のワイン造りに心を動かされた彼は、函館に15haの畑とワイナリーを構え、2023年には初収穫を迎えました。「ここは、ほかにはないエレガントで旨味を湛えたワインが生まれる場所」と語る彼の挑戦が、北海道の可能性を照らし出しています。
〜高価格帯が苦戦、クレマンに希望〜 2024年のフランスワインとスピリッツの輸出額は、前年比4%減の約155億6,000万ユーロとなり、2年連続のマイナス成長となりました。ただし、輸出「量」はほぼ横ばい(−0.1%)で、1億7,400万ケースと安定。つまり、“売れはしたけど単価が下がった”という構図です。
(出典:RaboResearch “The real reasons Generation Z is drinking less alcohol”, Apr 2025) Z世代(1997年以降生まれ)は、過去のどの世代よりも「飲まない」傾向がはっきりしています。その理由は「健康志向」だけではありません。RaboResearchの最新レポートでは、Z世代のアルコール離れは、社会構造・テクノロジー・経済背景・人口構成といった多角的な要因によるものと分析されています。
世界中でワインのグラスを傾ける回数が、静かに減少しているようです。OIV(国際ブドウ・ワイン機構)が発表した2024年の統計によると、世界のワイン消費量は2億1400万ヘクトリットルと、実に1961年以来の最低水準に落ち込みました。前年比では3.3%の減少で、3年連続の減少となります。 背景には、長引くインフレによる購買力の低下、若年層の飲酒離れ、そしてライフスタイルや価値観の変化が挙げられています。OIVのジョン・バーカー事務局長も「世代交代と消費者行動の変化」を今後の鍵として注視しています。
2024年のサン・ジュリアンは、厳しい気候条件にもかかわらず、クラシックなエレガンスと現代的な洗練が見事に融合したワインが生まれました。平均収量は32.5hl/haと、前年から約55%減少しましたが、これにより果実の凝縮感が高まり、品質の向上につながりました。このヴィンテージは、熟成によるさらなる進化が期待される、真のクラレット愛好家向けの逸品です。
2024年のボルドーにおけるポイヤックは、収量が平均29.5hl/haと主要4アペラシオン中で最も低く、その厳しさが際立った年でした。冷涼な春と多雨の夏により病害圧が高まり、特にミルデュー(ベト病(downy mildew)との戦いは過酷を極めました。それでも、丁寧な畑管理と果敢な判断により、素晴らしい完成度を誇るワインがいくつも生まれています。 ラフィットは果敢な対応の末、わずか11hl/haという収量でありながら、気品あるアロマと伸びやかなテクスチャーを実現。一方、ムートンは雨中での収穫となったものの、厳選されたぶどうと新技術の導入により、重厚で構造的な味わいを保ちました。 また、ポンテ・カネやピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドは「リスクを取る」選択をし、粘り強い収穫作業と穏やかな醸造で、味わいの奥行きを持ったワインに仕上げました。ブドウの成熟を待ち、酸と果実味、タンニンの三位一体が見事に調和したワインには、クラシックな美しさが漂います。 この年は、果実の凝縮感というよりも、構造美とフレッシュな酸、そしてエレガンスが光るスタイルが主流となりました。タンニンは時にタイトで厳しめに感じられますが、それがむしろワインの骨格を際立たせ、長熟のポテンシャルを示しています。
2024年のボルドーは、雨と日照不足に悩まされた非常に難しいヴィンテージでしたが、メドック北部のサン・テステフは、そんな環境の中でも際立つ存在感を放っています。むしろこのヴィンテージの「静かな主役」として、驚きの完成度を誇るワインがいくつも登場しました。 平均収量は33.6hl/haと昨年から42%も減少。それでも、手間を惜しまぬ丁寧な作業と判断力が、見事に実を結んだ印象です。中でもモンローズ、コス・デストゥルネル、フェラン・セギュールは、今回のヴィンテージを代表する完成度を示しました。 例えばモンローズでは、ぶどうの未熟果を全区画から手で取り除くという、かつてない作業を実施。100人の収穫スタッフを動員し、38hl/haという質重視の収穫量に抑えました。加えて「Terrasse III」という新しい区画のキュヴェも登場。リリースこそされないものの、砂礫と砂の土壌が生み出す張りのあるタンニンと鮮烈なエネルギーを表現した興味深いワインでした。 また、フェラン・セギュールは全区画から採取した15種の自生酵母で醸造を行い、サン・テステフの土地の複雑さと繊細さを見事に表現。ラフォン・ロシェやル・ボスク、メイネイといった実力派シャトーも、価格以上の価値を感じさせる一本に仕上がっており、ヴィンテージの割に非常にコストパフォーマンスの高いワインが揃いました。
2024年のボルドーは、華やかな果実味や濃厚さで押し切るタイプのヴィンテージではありません。それでも、その奥には確かな静けさ、そして上質なバランスが息づいています。気まぐれな天候に翻弄された1年でしたが、丁寧な栽培と冷静な醸造によって、静謐な美しさを携えたワインが誕生しました。 この年の特徴は、何よりも“軽やかさ”と“正直さ”。アルコール度数はほとんどが13.5%以下と控えめで、酸は高く、果実味は冷涼感のある赤系果実やブルーベリー、フローラルな香りが印象的です。タニンはおおむね滑らかで、強すぎず、上品に輪郭を描きます。 多くのワインは、熟成を待つよりも今味わうことに適しており、2〜5年で最良の姿を見せるものが多いでしょう。これからの暑い季節には、エレガントで清涼感のある1本をセラーから抜いて、軽く冷やして楽しむのも一興です。 もちろんこの年、成功と失敗はシャトーごとに大きく分かれました。しかしそれだけに、隠れた逸品や“誠実さの光るグラス”との出会いは、まさにボルドー・ファンの特権です。
ワイン投資において不動の地位を築いてきたボルドーが、いま大きな転換点に立たされています。2024年ヴィンテージのプリムール(En Primeur)キャンペーンが始まるこの時期に、価格戦略と市場の停滞感が注目を集めています。 ボルドーのトップシャトーのいくつかは、リリース時の価格がその後の市場で思うように伸びておらず、過去数年のトレンドが冷え込んだ市場を映し出しています。たとえば、コロナ禍で比較的低価格でリリースされた2019年ヴィンテージでさえ、今では「並のパフォーマンス」と評されています。 一方で、2015年や2016年のワインには光明も。レ・カルム・オー=ブリオン2015年は、リリース時から価格が2倍以上に跳ね上がり、市場でも高評価を維持しています。しかし、全体としてのボルドー市場は長らく冴えないパフォーマンスが続いています。
ボルドー2024年の生育シーズンは、まさに自然との闘いでした。冬から春にかけての記録的な降雨、春の霜害、執拗なベト病、そして不安定な夏の天候と、まるでパンチを繰り返し受け続けたかのような一年。しかし、最終的にはブドウが力強く持ち直し、希望をつなぐヴィンテージとなりました。
かつて「お茶くみ文化」の中で“評価の対象”だった日本茶が、今、世界のガストロノミーの舞台で主役になりつつあります。アルコール離れが進む中、注目されているのが「ティー・ペアリング」。なかでも日本茶は、テロワールを感じさせる繊細な香味と、健康的な魅力でレストランのノンアルコール・メニューを彩っています。
ワイン検索サイト「ワイン・サーチャー」が2025年版「世界で最も検索されたイタリアワイン」ランキングを発表しました。今年も圧巻のトップ3をスーパータスカンが独占✨
30年前、トスカーナの地にひとつの新星が誕生しました。その名は「Luce(ルーチェ)」──光の意を持つこのワインは、イタリア・フレスコバルディ家とカリフォルニア・モンダヴィ家のコラボから生まれたスーパータスカン。今回の記事では、Luce誕生から30年にわたる進化の物語と、全30ヴィンテージを垂直試飲した記録が紹介されています✨
トスカーナの名門オルネッライアが手がける2022年ヴィンテージが、リリースされました。今年は特別な年。というのも、ブレンドを担当したのは新たに加わったマルコ・バルシメッリ氏。彼の手による初ヴィンテージがついにお披露目です。
2024年のボルドーは、正直“厳しい年”でした…🌧️収穫量はなんと1991年以来の最少記録😱☔ 病害や降雨でブドウは苦戦し、仕上がったワインの品質も“ピンキリ”とのこと。でも諦めるのはまだ早い❗そんな中、業界内で話題になっているのはズバリ【価格】💸市場が冷え込むなかで、2024年は“価格リセットの年”になるかも⁉️という期待が高まっています。
2024年のボルドーは、1991年以来最小の収穫量となる厳しい年でした。 収穫総量は3億3,180万リットル(前年比▲14%)、平均収量は35hl/haと記録的な低水準に。背景には、春の長雨・カビ病(べと病)・6月の雹・9月の豪雨と、複数の気象災害が連続し、特に赤ワインの収量に深刻な影響を与えました。しかし、夏の天候は非常に良好。7月中旬から8月末まで続いた晴天がブドウの成熟を助け、限られた果実からは意外なほど高品質なワインが生まれています。
2025年4月、ロンドンで開催された世界最大級のワイン・コンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」において、日本を代表するワインメーカー、メルシャンとサントリーが相次いで金賞に輝き、日本ワインの確かな存在感を国際舞台で改めて印象づけました。
2025年4月、ロンドンで開かれた世界最大級のワイン・コンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」には、世界30か国以上から200人を超える審査員が集い、日本からも多数の審査員やワインが参加しました。筆者自身も今年、正式なジャッジとしてこの場に立ち、日本ワインが国際的にどう評価されているのかを肌で実感しました。
ブルゴーニュの名手エティエンヌ・ド・モンティーユが、サンタ・バーバラと北海道という異例の地に新たな挑戦を始めたのは2017年。日本のワイン造りに心を動かされた彼は、函館に15haの畑とワイナリーを構え、2023年には初収穫を迎えました。「ここは、ほかにはないエレガントで旨味を湛えたワインが生まれる場所」と語る彼の挑戦が、北海道の可能性を照らし出しています。
〜高価格帯が苦戦、クレマンに希望〜 2024年のフランスワインとスピリッツの輸出額は、前年比4%減の約155億6,000万ユーロとなり、2年連続のマイナス成長となりました。ただし、輸出「量」はほぼ横ばい(−0.1%)で、1億7,400万ケースと安定。つまり、“売れはしたけど単価が下がった”という構図です。
(出典:RaboResearch “The real reasons Generation Z is drinking less alcohol”, Apr 2025) Z世代(1997年以降生まれ)は、過去のどの世代よりも「飲まない」傾向がはっきりしています。その理由は「健康志向」だけではありません。RaboResearchの最新レポートでは、Z世代のアルコール離れは、社会構造・テクノロジー・経済背景・人口構成といった多角的な要因によるものと分析されています。
世界中でワインのグラスを傾ける回数が、静かに減少しているようです。OIV(国際ブドウ・ワイン機構)が発表した2024年の統計によると、世界のワイン消費量は2億1400万ヘクトリットルと、実に1961年以来の最低水準に落ち込みました。前年比では3.3%の減少で、3年連続の減少となります。 背景には、長引くインフレによる購買力の低下、若年層の飲酒離れ、そしてライフスタイルや価値観の変化が挙げられています。OIVのジョン・バーカー事務局長も「世代交代と消費者行動の変化」を今後の鍵として注視しています。
2024年のサン・ジュリアンは、厳しい気候条件にもかかわらず、クラシックなエレガンスと現代的な洗練が見事に融合したワインが生まれました。平均収量は32.5hl/haと、前年から約55%減少しましたが、これにより果実の凝縮感が高まり、品質の向上につながりました。このヴィンテージは、熟成によるさらなる進化が期待される、真のクラレット愛好家向けの逸品です。
2024年のボルドーにおけるポイヤックは、収量が平均29.5hl/haと主要4アペラシオン中で最も低く、その厳しさが際立った年でした。冷涼な春と多雨の夏により病害圧が高まり、特にミルデュー(ベト病(downy mildew)との戦いは過酷を極めました。それでも、丁寧な畑管理と果敢な判断により、素晴らしい完成度を誇るワインがいくつも生まれています。 ラフィットは果敢な対応の末、わずか11hl/haという収量でありながら、気品あるアロマと伸びやかなテクスチャーを実現。一方、ムートンは雨中での収穫となったものの、厳選されたぶどうと新技術の導入により、重厚で構造的な味わいを保ちました。 また、ポンテ・カネやピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドは「リスクを取る」選択をし、粘り強い収穫作業と穏やかな醸造で、味わいの奥行きを持ったワインに仕上げました。ブドウの成熟を待ち、酸と果実味、タンニンの三位一体が見事に調和したワインには、クラシックな美しさが漂います。 この年は、果実の凝縮感というよりも、構造美とフレッシュな酸、そしてエレガンスが光るスタイルが主流となりました。タンニンは時にタイトで厳しめに感じられますが、それがむしろワインの骨格を際立たせ、長熟のポテンシャルを示しています。
2024年のボルドーは、雨と日照不足に悩まされた非常に難しいヴィンテージでしたが、メドック北部のサン・テステフは、そんな環境の中でも際立つ存在感を放っています。むしろこのヴィンテージの「静かな主役」として、驚きの完成度を誇るワインがいくつも登場しました。 平均収量は33.6hl/haと昨年から42%も減少。それでも、手間を惜しまぬ丁寧な作業と判断力が、見事に実を結んだ印象です。中でもモンローズ、コス・デストゥルネル、フェラン・セギュールは、今回のヴィンテージを代表する完成度を示しました。 例えばモンローズでは、ぶどうの未熟果を全区画から手で取り除くという、かつてない作業を実施。100人の収穫スタッフを動員し、38hl/haという質重視の収穫量に抑えました。加えて「Terrasse III」という新しい区画のキュヴェも登場。リリースこそされないものの、砂礫と砂の土壌が生み出す張りのあるタンニンと鮮烈なエネルギーを表現した興味深いワインでした。 また、フェラン・セギュールは全区画から採取した15種の自生酵母で醸造を行い、サン・テステフの土地の複雑さと繊細さを見事に表現。ラフォン・ロシェやル・ボスク、メイネイといった実力派シャトーも、価格以上の価値を感じさせる一本に仕上がっており、ヴィンテージの割に非常にコストパフォーマンスの高いワインが揃いました。
2024年のボルドーは、華やかな果実味や濃厚さで押し切るタイプのヴィンテージではありません。それでも、その奥には確かな静けさ、そして上質なバランスが息づいています。気まぐれな天候に翻弄された1年でしたが、丁寧な栽培と冷静な醸造によって、静謐な美しさを携えたワインが誕生しました。 この年の特徴は、何よりも“軽やかさ”と“正直さ”。アルコール度数はほとんどが13.5%以下と控えめで、酸は高く、果実味は冷涼感のある赤系果実やブルーベリー、フローラルな香りが印象的です。タニンはおおむね滑らかで、強すぎず、上品に輪郭を描きます。 多くのワインは、熟成を待つよりも今味わうことに適しており、2〜5年で最良の姿を見せるものが多いでしょう。これからの暑い季節には、エレガントで清涼感のある1本をセラーから抜いて、軽く冷やして楽しむのも一興です。 もちろんこの年、成功と失敗はシャトーごとに大きく分かれました。しかしそれだけに、隠れた逸品や“誠実さの光るグラス”との出会いは、まさにボルドー・ファンの特権です。
ワイン投資において不動の地位を築いてきたボルドーが、いま大きな転換点に立たされています。2024年ヴィンテージのプリムール(En Primeur)キャンペーンが始まるこの時期に、価格戦略と市場の停滞感が注目を集めています。 ボルドーのトップシャトーのいくつかは、リリース時の価格がその後の市場で思うように伸びておらず、過去数年のトレンドが冷え込んだ市場を映し出しています。たとえば、コロナ禍で比較的低価格でリリースされた2019年ヴィンテージでさえ、今では「並のパフォーマンス」と評されています。 一方で、2015年や2016年のワインには光明も。レ・カルム・オー=ブリオン2015年は、リリース時から価格が2倍以上に跳ね上がり、市場でも高評価を維持しています。しかし、全体としてのボルドー市場は長らく冴えないパフォーマンスが続いています。
ボルドー2024年の生育シーズンは、まさに自然との闘いでした。冬から春にかけての記録的な降雨、春の霜害、執拗なベト病、そして不安定な夏の天候と、まるでパンチを繰り返し受け続けたかのような一年。しかし、最終的にはブドウが力強く持ち直し、希望をつなぐヴィンテージとなりました。
かつて「お茶くみ文化」の中で“評価の対象”だった日本茶が、今、世界のガストロノミーの舞台で主役になりつつあります。アルコール離れが進む中、注目されているのが「ティー・ペアリング」。なかでも日本茶は、テロワールを感じさせる繊細な香味と、健康的な魅力でレストランのノンアルコール・メニューを彩っています。
ワイン検索サイト「ワイン・サーチャー」が2025年版「世界で最も検索されたイタリアワイン」ランキングを発表しました。今年も圧巻のトップ3をスーパータスカンが独占✨
30年前、トスカーナの地にひとつの新星が誕生しました。その名は「Luce(ルーチェ)」──光の意を持つこのワインは、イタリア・フレスコバルディ家とカリフォルニア・モンダヴィ家のコラボから生まれたスーパータスカン。今回の記事では、Luce誕生から30年にわたる進化の物語と、全30ヴィンテージを垂直試飲した記録が紹介されています✨
トスカーナの名門オルネッライアが手がける2022年ヴィンテージが、リリースされました。今年は特別な年。というのも、ブレンドを担当したのは新たに加わったマルコ・バルシメッリ氏。彼の手による初ヴィンテージがついにお披露目です。
2024年のボルドーは、正直“厳しい年”でした…🌧️収穫量はなんと1991年以来の最少記録😱☔ 病害や降雨でブドウは苦戦し、仕上がったワインの品質も“ピンキリ”とのこと。でも諦めるのはまだ早い❗そんな中、業界内で話題になっているのはズバリ【価格】💸市場が冷え込むなかで、2024年は“価格リセットの年”になるかも⁉️という期待が高まっています。
2024年のボルドーは、1991年以来最小の収穫量となる厳しい年でした。 収穫総量は3億3,180万リットル(前年比▲14%)、平均収量は35hl/haと記録的な低水準に。背景には、春の長雨・カビ病(べと病)・6月の雹・9月の豪雨と、複数の気象災害が連続し、特に赤ワインの収量に深刻な影響を与えました。しかし、夏の天候は非常に良好。7月中旬から8月末まで続いた晴天がブドウの成熟を助け、限られた果実からは意外なほど高品質なワインが生まれています。