
2026.05.14
【アヤラ】清廉なる美学が宿る、シャンパーニュのオートクチュール
1860年、エドモンド・ド・アヤラによってシャンパーニュ地方・アイ村に設立されたメゾン。19世紀後半には英国王室御用達を授かり、1920年代の黄金時代にはシャンパーニュ地方を代表する名門としてその名を馳せました。現在はボランジェ・グループの傘下にありながら、独立した家族経営のスピリットを堅持。大規模なメゾンとは一線を画す、細部まで徹底して作り込む「ブティックスタイル」を貫き、確固たるアイデンティティを再構築しています。 生産規模は年間約100万本弱と、大手メゾンの中では非常に限定的。しかし、その希少性こそがアヤラの価値を際立たせています。特筆すべきは、2012年に完成した最新鋭の醸造施設。それぞれの区画や品種の個性を緻密に表現するため、小型のステンレスタンクを多数導入し、まるで一点物のドレスを仕立てるような繊細なワイン造りを実現しています。この「手仕事の精度」へのこだわりが、アヤラを現代のシャンパーニュ界における「オートクチュール」たらしめる所以です。 ワインのスタイルは、どこまでもピュアで、清涼感に満ちた「フレッシュ&エレガンス」。シャルドネを主体としたブレンドにこだわり、あえてドサージュといわれる仕上げの加糖を最小限に抑えることで、ブドウ本来の透明感を引き出すことに成功しています。グラスの中で弾けるのは、繊細な真珠のような泡立ち。白い花やシトラスの軽やかな香りが鼻腔を抜け、口に含めば凛とした酸とミネラルが美しく調和する。その余韻は驚くほど軽やかで、食前酒としてはもちろん、素材を活かした繊細な料理の最高の引き立て役となります。 2024年に創業164年を迎え、新たなビジュアルアイデンティティと共に、さらなる純粋さを追求し続けるアヤラ。伝統あるアイ村の重厚なイメージを覆す、軽やかで洗練されたその雫。それは、華美な装飾を削ぎ落とした先に現れる「本質的な美しさ」を愛する人々にとって、この上ない至福の一杯となるはずです。
アヤラ / ブリュット マジュール N.V.
白い花やリンゴなどの繊細な香りに、上質な泡立ち。アヤラらしさが見事に表現された、フレッシュで優雅なシャンパーニュ。
アヤラ / ブリュット ナチュール N.V.
リンゴや洋ナシなどフレッシュな果実味に、熟成由来の香ばしいアロマ。緻密さと純粋さを極めたノン・ドサージュシャンパーニュ。
アヤラ / ロゼ マジュール N.V.
苺や白桃の華やかな香りに、ピュアな果実味が絶妙にバランス。繊細さを追究するアヤラの優美なロゼシャンパーニュ。
アヤラ / ル・ブラン・ド・ブラン 2018
白花や柑橘の香りが清々しく広がる。ドライシャンパーニュの先駆者アヤラが手掛ける、シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。














