
2026.05.19
【アルフレッド・グラシアン】樽が育む、シャンパーニュ・メゾンの生ける伝説樽が育む、シャンパーニュ・メゾンの生ける伝説
1864年にアルフレッド・グラシアンによって設立されたこのメゾンは、効率化が進む現代において、創業当時から変わらぬ「伝統的製法」を守り抜く極めて希少な生産者です。最大の特徴は、すべてのベースワインを小樽(228リットルの古樽)で発酵・熟成させるという徹底したこだわり。さらに、代々「ジェジェ家」が醸造責任者を務めるという珍しい伝統を持ち、現在は4代目のニコラ・ジェジェ氏が、一族に伝わる秘伝の技術と情熱を継承しています。 生産規模は年間約30万本程度と非常に限定的であり、まさに「知る人ぞ知る」珠玉のブティックメゾン。大手メゾンが数百万本を生産する中で、これほどまでに手間と時間をかける理由は、ひとえに「真の複雑さ」を追求するためです。マロラクティック発酵(酸を和らげる二次発酵)をあえて行わず、ブドウ本来の力強い酸を維持しながら、樽由来の微細な酸素接触によってワインに驚異的な寿命と深みを与えています。この頑固なまでの哲学が、アルフレッド・グラシアンを「シャンパーニュ界のラ・トゥール」と称賛させる所以です。 ワインのスタイルは、重厚な骨格と、それとは対照的な「研ぎ澄まされた清涼感」の完璧な共存。樽熟成によるバニラやスパイスの芳醇なニュアンスがありながら、驚くほどクリーンで、一本の筋が通ったような見事な酸が全体を引き締めています。グラスに注げば、熟したアプリコットやトースト、アーモンドの香りが層を成して立ち上がり、力強くも繊細な泡立ちが口内を優しく包み込む。その圧倒的な密度と気品ある余韻は、まさに「通」を唸らせるにふさわしい、芸術的な完成度を誇ります。 創業から160年を迎え、一族の絆と伝統を重んじながらも、現代的な洗練を失わないアルフレッド・グラシアン。効率よりも価値を、流行よりも本質を。流行に左右されることのないその味わいは、静かに自分と向き合いたい夜や、大切な方との深い語らいの場において、唯一無二の輝きを放ちます。
アルフレッド・グラシアン / ブリュット N.V.
凝縮感のある果実味に、クリーミーな舌触り。樽発酵・樽熟成&4年以上の瓶内熟成で造られる、香ばしさ溢れるシャンパーニュ。
アルフレッド・グラシアン / キュヴェ・パラディ ブリュット 2013
樽発酵・樽熟成による複雑な旨味と、上品で柔らかな酸。人気メゾン、アルフレッド・グラシアンが誇る至高のシャンパーニュ。
アルフレッド・グラシアン / キュヴェ・パラディ ブリュット ロゼ 2007
ほのかな赤果実の香りに、柔らかく綺麗な酸。樽発酵・樽熟成の伝統製法で造られた、人気メゾンが誇る珠玉のロゼシャンパーニュ。
アルフレッド・グラシアン / ブリュット 375ml N.V.
凝縮感のある果実味に、クリーミーな舌触り。樽発酵・樽熟成&4年以上の瓶内熟成で造られる、香ばしさ溢れるシャンパーニュ。















