
2026.05.22
【エー・ロベール】マルヌの地でムニエを極めた、歴史ある「優美なる調和」
1722年の創業以来、なんと300年近くにわたり独立した家族経営を貫き、現在は当主アルノー・ロベール氏が伝統を継承するこのメゾン。一般的にはブレンドの脇役とされがちな「ムニエ」のポテンシャルをいち早く見出し、その個性を最大限に生かした唯一無二のシャンパーニュ造りを追求し続けています。大手メゾンのような華美な宣伝こそ行いませんが、マルヌ・ヴァレー地区の風土を知り尽くした一族が紡ぐその味わいは、世界各国の目の肥えたワイン愛好家たちから「ムニエの真髄を伝える実力派」として、深い信頼を寄せられています。 生産規模は年間約15万本前後と、クオリティを最優先にコントロールできる理想的なブティックサイズを維持。所有する約14ヘクタールの自社畑、および長年の信頼関係で結ばれた契約農家から届けられる高品質なブドウを使用し、それぞれの品種(シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ)のピュアな表現に注力しています。最新の醸造設備を取り入れつつも、仕上げの糖分(ドサージュ)を控えめにするなど、ブドウ本来の素直な美味しさを引き出すことにこだわっており、この一貫した姿勢がエー・ロベールならではの洗練さを生み出しています。 ワインのスタイルは、ムニエ由来の豊かなコクと柔らかな口当たりが主役となった、どこまでも気品に満ちた「端正な美しさ」。グラスに注げば、洋ナシやアプリコットの芳醇な果実味に、セラーでの長期熟成がもたらすハチミツや焼きたてのパンのような香ばしさが重なり、食卓に贅沢な彩りを添えてくれます。きめ細やかな泡が絹のように滑らかに口内に広がり、ムニエがもたらすまろやかな旨みを、シャープで綺麗な酸が美しく引き締める。その卓越したバランスは、世界トップクラスのソムリエたちからも高く評価されており、乾杯から繊細な味付けのフレンチや和食まで、料理のジャンルを選ばずに寄り添う万能性を秘めています。 3世紀にわたる家系の歴史を背負いながら、伝統という名の土台の上に現代的な洗練というエッセンスを添え続けるエー・ロベール。流行に左右されることなく、ひたすらに「調和と美しさ」を追い求めるその姿勢。黄金色の雫が放つ輝きと品格は、大切な人と過ごす特別な時間を、より一層豊かで記憶に残るひとときへと変えてくれることでしょう。
エー・ロベール / アリアンス N°16 ブリュット
ムニエ主体に、リザーブワインを贅沢にブレンド。熟した果実の芳醇さと複雑な余韻が調和した、しなやかで上品なシャンパーニュ。












