押さえておきたいボルドー10選！～メドック格付シャトー編～

メドックの格付けとは

名だたる有名シャトーが所在するメドック地区には、1855年のパリ万博開催時に制定された第1級～第5級までの格付があります。 ちなみにこの地区にあるシャトーは約5000ともといわれ、格付に掲載されてる61シャトーはまさにそのトップ・オブ・トップです。 ここではその中でもとくに押さえておきたい10シャトーをご紹介します。

メドック格付1級 王者の風格、至高の銘酒

ボルドーの頂点に君臨する名門シャトー。 2018年は気候に恵まれ、凝縮感とエレガンスを兼ね備えた極上の仕上がり。 若いうちから華やかさを楽しめる一方、長期熟成でさらに複雑味と深みを増す。

メドック格付1級 グラーヴ地区より唯一ノミネートされた勇者

格付制定時に例外的にお隣のグラーヴ地区から選ばれた（それも第1級！）シャトー。 早くから楽しめるバランスの良さと長期熟成のポテンシャル兼ね備えたスーパーボルドーワイン。

メドック格付2級 力強さと優雅さの共演

サンテステフの名門シャトー・コス・デストゥルネルによるグランヴァン。 中長期熟成を視野に、15〜25年程度の熟成ポテンシャルを備えたヴィンテージ。

メドック格付2級 威厳と気品が香る、サン＝ジュリアンを代表する逸品

黒果実のコアがしっかり存在し、タンニンと酸味のバランスに優れた構造派ワイン。 力強さと優雅さを兼ね備え、ポイヤックの雰囲気も感じられる1本。

メドック格付2級 芳醇で風格のある、なめらかな味わいが秀逸

その風格ある華やかさで人気の高いシャトー。 イエローをベースとしたデザインのエチケットも目を惹きます。 サンジュリアンらしいしなやかさと凝縮感ある味わいは飲んでおきたい1本。

メドック格付3級 ハートに刻まれる、力強さとエレガンスの余韻

ハートをモチーフにしたエチケットで有名なワイン。 見た目と反して、強固で長命なサンテステフらしいスタイル。 長期の熟成によってその真価を発揮する。セラーで熟成させたい1本。

メドック格付4級 ラフィットのエスプリを受け継ぐ、もうひとつの至高

5大シャトーの筆頭、格付け第1級「シャトー・ラフィット・ロスチャイルド」が所有する、 もうひとつの名門「シャトー・デュアール・ミロン」。 濃厚な果実の香りにスパイスや花のニュアンス、滑らかな口当たりと心地よい余韻が魅力の2012年。

メドック格付5級 名門の血統を受ける必ず飲むべき1本

格付1級のムートン・ロートシルトの兄弟シャトーとしても知られ、近年品質が向上していることでも注目を浴びる1本。 ポイヤックらしい凝縮感がありつつも親しみやすい味わいが楽しめる。

メドック格付5級 堂々たる存在感と気品を備えた、ポイヤックの真髄

2015年は、熟したカシスやブラックチェリーの芳醇な香りにスパイスのニュアンス。 しなやかなタンニンと酸が調和し、長い余韻を残す、骨格とエレガンスを兼ね備えた1本です。

メドック格付5級 自然の息吹を映すエレガントなヴィンテージ

2015年はカベルネ・ソーヴィニヨン主体で、熟したカシスやブラックベリーにスパイスや杉の香り。 緻密なタンニンと生き生きとした酸が骨格を形成し、ミネラル感を伴う長い余韻へと続く、熟成ポテンシャルの高い1本です。