押さえておきたいボルドー10選！～メドック格付シャトー編～

メドックの格付けとは

名だたる有名シャトーが所在するメドック地区には、1855年のパリ万博開催時に制定された第1級～第5級までの格付があります。 ちなみにこの地区にあるシャトーは約5000ともといわれ、格付に掲載されてる61シャトーはまさにそのトップ・オブ・トップです。 ここではその中でもとくに押さえておきたい10シャトーをご紹介します。

メドック格付第1級。グラーヴ地区より唯一ノミネートされた勇者

格付制定時に例外的にお隣のグラーヴ地区から選ばれた（それも第1級！）シャトー。 早くから楽しめるバランスの良さと長期熟成のポテンシャル兼ね備えたスーパーボルドーワイン。

メドック格付筆頭の実力派。エレガントに多くの人を魅了し続ける

まさにこれぞ世界のトップワイン！ ひたすらボルドーのエレガンスを突き詰めたような隙のない味わい。 長期熟成を重ねることでさらに大きく花開くスケールの大きなグランヴァン。

今再び注目を浴びるメドック格付第2級。ビオディナミ農法を採用

畑の一部は、昔シャトー・マルゴーの一部であったという、ポテンシャルの高さで知られる注目シャトー。 近年はビオディナミ栽培を取り入れるなど時代に合わせたワイン造りを行う。

「ワインの王、王のワイン」。メドック格付第2級の歴史ある名門

クラシックスタイルのボルドーを堪能したいならば、これ。 過去には1級シャトーに次ぐ価格で取引されていた、歴史のあるシャトー。 プロからの信頼も厚い品質の安定した1本。

メドック格付第2級。かつて同じ領地だったレオヴィル三兄弟の一つ

この地区の中ではメルローの比率が高めでリッチな味わいに仕上がることで有名なシャトー。 有名コンサルタントを招聘し、クラシックとモダンのちょうど真ん中当たりを楽しめる1本。

メドック格付第2級。芳醇で風格のある、なめらかな味わいが秀逸

その風格ある華やかさで人気の高いシャトー。 イエローをベースとしたデザインのエチケットも目を惹きます。 サンジュリアンらしいしなやかさと凝縮感ある味わいは飲んでおきたい1本。

メドック格付第2級。クラシックなポイヤックを堪能できる堅実な1本

現在はフランスの大手保険会社が所有。 その潤沢な資金を投入し大改革を経たのち、現在では安定した高評価を保ち続けている。 サスティナブルなワイン造りでも知られるシャトー。

わが心はカロンにあり。ワイン王子が心底愛したメドック格付第3級

ハートをモチーフにしたエチケットで有名なワイン。 見た目と反して、強固で長命なサンテステフらしいスタイル。 長期の熟成によってその真価を発揮する。セラーで熟成させたい1本。

メドック格付第4級。芳醇でモダンなスタイル、雄弁な愛されワイン

現在はトップネゴシアンの一つドゥルト社が所有。 その蓄積された経験を余すところなく発揮しコストパフォーマンスに優れたワインに仕上げている。 なめらかで明るい味わいの1本。

メドック格付第5級。名門の血統を受ける必ず飲むべき1本

格付1級、ムートン・ロートシルトの兄弟シャトーとしても知られる近年品質が向上していることでも注目を浴びる1本。 親しみやすくポイヤックらしい凝縮感ある味わいを楽しめる。