ブラン・ド・ノワールおすすめ10選|リッチ派に
ブラン・ド・ノワールの魅力と選び方、製法の違いを解説し、リッチ派向けのおすすめ10選とペアリング、注ぎ方まで詳しく紹介します。
ブラン・ド・ノワールとは
ブラン・ド・ノワールは「黒ブドウ品種のみ」で造られる白または淡い色のスパークリングワインを指します。代表的な黒ブドウ品種はピノ・ノワールとピノ・ムニエです。果皮由来のわずかな色味を抑えつつ、黒系果実の凝縮感や厚みを引き出すのが特徴で、味わいはリッチでコクがあります。
ブラン・ド・ノワールのスタイルと特徴
若いものは赤系果実のフレッシュさが際立ちます。瓶内二次発酵で長く澱と接して熟成させると、トーストやブリオッシュ、ナッツのニュアンスが加わり、より複雑で重厚な表情を見せます。シャンパーニュのブラン・ド・ノワールはとくに骨格がしっかりし、食事と合わせやすい傾向があります。
主な製法と違い
瓶内二次発酵(メトード・トラディショネル)
瓶内二次発酵は瓶の中で酵母により再び発酵させる方法です。表記としては「メトード・トラディショネル、澱抜きを経る」と説明します。泡のきめ細かさと長い余韻、熟成由来の複雑さが特徴で、シャンパーニュやクレマンなど伝統的なスタイルに用いられます。
タンク内二次発酵(シャルマ方式)
タンク内二次発酵は大きな密閉タンクで二次発酵を行う方法で、表記としては「シャルマ方式、フレッシュな果実味を保つ」と説明します。果実味が前面に出るため、若々しくフレッシュなブラン・ド・ノワールを求める場合に適しています。
炭酸ガス注入
完成したワインに直接炭酸を注入する方法は「ガス注入法」と表記します。コストを抑えられ、軽快で親しみやすいスタイルになりますが、泡の持続性やテクスチャーは瓶内二次発酵に比べると異なります。
シャンパーニュの特有ルールとブラン・ド・ノワール
シャンパーニュはシャンパーニュ地方で、定められた規定に基づき瓶内二次発酵で造られたスパークリングワインです。認可品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエで、ブラン・ド・ノワールはピノ系を用いた黒ブドウ品種100%のスタイルになります。
熟成規定はノン・ヴィンテージが最低15ヶ月、ヴィンテージが最低36ヶ月です。生産者区分はNM、RM、CMなどで表記され、ラベルを読むことで生産形態の違いが分かります。アペラシオンは法的に保護・規定された原産地呼称として重要な指標です。
甘辛度の表示と目安
| 表示 | 味わい | 残糖量(g/L) |
|---|---|---|
| ブリュット・ナチュール | 極辛口 | 0-3 |
| エクストラ・ブリュット | 辛口 | 0-6 |
| ブリュット | 辛口(一般的) | 0-12 |
| エクストラ・ドライ | やや辛口 | 12-17 |
| セック | やや甘口 | 17-32 |
| ドゥミ・セック | 甘口 | 32-50 |
| ドゥー | 極甘口 | 50以上 |
ブラン・ド・ノワールおすすめ10選
- シャンパーニュ ブラン・ド・ノワール(NV、RMまたはNM):瓶内二次発酵(メトード・トラディショネル、澱抜きを経る)。肉料理やクリーミーな前菜と味覚の同調・補完。グラスはチューリップ型。
- シャンパーニュ ブラン・ド・ノワール(ヴィンテージ):長期熟成によりトーストやナッツ香が出る。濃厚な魚料理や鶏のローストと味覚の同調・補完。グラスはチューリップ型。
- クレマン ブラン・ド・ノワール:瓶内二次発酵でコスパの良いリッチ感。揚げ物や和食の旨味と味覚の同調・補完。グラスはフルート型。
- ヴァン・ムスー(瓶内二次発酵)ブラン・ド・ノワール:地域の黒ブドウを使った厚みあるスタイル。濃い味のパスタと味覚の同調・補完。グラスはチューリップ型。
- 白のスパークリング(黒ブドウ100%、非シャンパーニュ)シャルマ方式のもの:フレッシュな果実味を保つため前菜と好相性。グラスはフルート型。
- 熟成型ブラン・ド・ノワール(瓶内二次発酵長期):バターやトースト香のある重厚なタイプ。リッチなチーズやクリーム系料理と味覚の同調・補完。グラスはチューリップ型。
- エレガント系ブラン・ド・ノワール(シャルマ方式と短期熟成):果実味が前に出るタイプ。軽めの前菜や寿司と味覚の同調・補完。グラスはフルート型。
- 地域特有の黒ブドウで造るブラン・ド・ノワール:土地の個性を感じる一本。地元料理と味覚の同調・補完。グラスはチューリップ型。
- ガス注入法によるライトなブラン・ド・ノワール(ガス注入法):カジュアルに楽しめる軽快なスタイル。タパスや軽食と味覚の同調・補完。グラスはフルート型。
- ロゼに近い風味のブラン・ド・ノワール:微量の果皮接触やワインの色合いを生かしたタイプ。ハーブやベリーソースの料理と味覚の同調・補完。グラスはチューリップ型。
選び方のポイント
1) 製法で選ぶ:リッチで複雑さを求めるなら瓶内二次発酵(メトード・トラディショネル、澱抜きを経る)を。フレッシュさが欲しい場合はシャルマ方式を。2) 甘辛度:食事に合わせるならブリュットやエクストラ・ブリュットが使いやすい。3) ラベルの生産者区分:シャンパーニュならNMやRM、CMの表示で生産形態が分かります。
サービスとグラス選び
適温はやや低めの6〜8℃が目安です。グラスはフルート型かチューリップ型を選びます。フルート型は視覚的な泡立ちを楽しむのに向き、チューリップ型は香りを開かせやすく、リッチなブラン・ド・ノワールの複雑さを感じやすくなります。
ペアリングの考え方
ブラン・ド・ノワールは濃厚さや果実の甘み、酸味が料理と響き合います。油の多い料理にはワインの酸味が脂の重さをリフレッシュして補完します。旨味の強い料理にはワインの果実味と酸が味覚の同調・補完を生み、互いの魅力を引き出します。
よくある疑問と短い回答
- ブラン・ド・ノワールとブラン・ド・ブランの違い:前者は黒ブドウ品種のみ、後者は白ブドウ品種(主にシャルドネ)100%で造られます。
- シャンパーニュ表記の注意点:シャンパーニュはシャンパーニュ地方で、定められた規定に基づき瓶内二次発酵で造られたものだけが名乗れます。ラベルのアペラシオン表示を確認してください(アペラシオンは法的に保護・規定された原産地呼称)。
- 保存と飲み切り:開封後は冷蔵し、専用ストッパーを使って1〜2日以内に飲むのが望ましいです。長期保存はワインセラーで温度管理してください。
まとめ
- ブラン・ド・ノワールは黒ブドウ品種のみで造られ、リッチで厚みのある果実味が魅力。
- 製法で個性が大きく変わる。瓶内二次発酵は複雑さ、シャルマ方式はフレッシュさ、ガス注入法は軽快さが出る。
- ペアリングではワインの酸味や果実味が料理と味覚の同調・補完をもたらすため、料理の重さや旨味に合わせて選ぶと良い。
関連記事
- スパークリングワイン
ブラン・ド・ブランおすすめ10選|エレガント派に
シャルドネ100%の繊細さを楽しむブラン・ド・ブランの選び方とおすすめ10選。製法や甘辛度、グラス選び、料理との味覚の同調・補完まで初心者にも分かりやすく解説します。
- スパークリングワイン
ブラン・ド・ノワールとは|黒ブドウ100%の力強さ
ブラン・ド・ノワールは黒ブドウ品種100%で造られるスパークリング。力強い果実味と骨格が魅力で、製法や熟成で味わいが大きく変わります。初心者にもわかりやすく解説します。
- スパークリングワイン
シャンパーニュ・ロゼとは|華やかなピンクの魅力
シャンパーニュ・ロゼの魅力を初心者向けに解説。色づくりの方法、製法ごとの味わい、甘辛度の分類、選び方や料理との味覚の同調・補完まで網羅します。