ブラン・ド・ブランおすすめ10選|エレガント派に
シャルドネ100%の繊細さを楽しむブラン・ド・ブランの選び方とおすすめ10選。製法や甘辛度、グラス選び、料理との味覚の同調・補完まで初心者にも分かりやすく解説します。
ブラン・ド・ブランとは
ブラン・ド・ブランは白ブドウ品種のシャルドネ100%で造られるスパークリングワインを指します。シャンパーニュ地方で造られた場合は、シャンパーニュの定義に従い「シャンパーニュ」と名乗ります。アペラシオンは法的に保護・規定された原産地呼称を意味し、シャンパーニュでは熟成規定や認可品種(シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ)が厳格に定められています。
製法とスタイルの違い
主な製法
| 製法 | 正式名称/特徴 | 仕上がりの傾向 |
|---|---|---|
| 瓶内二次発酵 | メトード・トラディショネル/瓶内で二次発酵を行い、澱抜きを経る | きめ細かい泡と複雑な熟成香が得られる |
| タンク内二次発酵 | シャルマ方式/大型タンクで二次発酵、フレッシュな果実味を保つ | フレッシュで果実味が前面に出る |
| 炭酸ガス注入 | ガス注入法/完成したワインに炭酸を注入 | 素直な泡立ちでコストを抑えた製品に多い |
甘辛度の目安
| 表記 | 味わい | 残糖量(g/L) |
|---|---|---|
| ブリュット・ナチュール | 極辛口 | 0-3 |
| エクストラ・ブリュット | 辛口 | 0-6 |
| ブリュット | 辛口 | 0-12 |
| エクストラ・ドライ | やや辛口 | 12-17 |
| セック | やや甘口 | 17-32 |
| ドゥミ・セック | 甘口 | 32-50 |
| ドゥー | 極甘口 | 50以上 |
ブラン・ド・ブランの選び方とグラス
まずはどの製法かを見るとイメージがつかみやすいです。シャンパーニュはメトード・トラディショネルで澱抜きを経て熟成規定があり、ノン・ヴィンテージは最低15ヶ月、ヴィンテージは最低36ヶ月の熟成規定があります。ラベルでは生産者区分(NM、RM、CM)が表示されることがあり、特徴の把握に役立ちます。
- NV(ノン・ヴィンテージ)でハウスの安定感を確認する
- ヴィンテージは果実の個性や熟成感を楽しみたいときに選ぶ
- シャンパーニュ以外でもクレマンやカヴァ、各国のブラン・ド・ブランに注目する
- ラベルの生産者区分(NM/RM/CM)をチェックする
- サーブはフルート型またはチューリップ型グラスを使う
ブラン・ド・ブランおすすめ10選
- シャンパーニュ地方のシャルドネ100% NV(メトード・トラディショネル/RM)— 繊細な柑橘とミネラル、オイスタープレートと味覚の同調・補完
- シャンパーニュ地方のヴィンテージ・ブラン・ド・ブラン(メトード・トラディショネル/NM)— 熟成したブリオッシュ香と長い余韻、白身魚のカルパッチョと同調
- クレマン(フランス他地域)のシャルドネ主体のブラン・ド・ブラン(メトード・トラディショネル)— コストパフォーマンスに優れ、揚げ物と補完
- カヴァのシャルドネ主体ブラン・デ・ブラン(メトード・トラディショネル併用例あり)— フレッシュで果実味があり、寿司と同調
- カリフォルニアのブラン・ド・ブラン(メトード・トラディショネルまたはタンク併用)— 柑橘と白い花の香り、クリーム系の料理と補完
- スペインの小規模生産のブラン・デ・ブラン(メトード・トラディショネル)— ミネラル感と軽やかな酸、シーフードグリルと同調
- イタリア北部のシャルドネ主体スパークリング(シャルマ方式やメトード併用)— フレッシュな果実味、前菜と補完
- 日本(山梨など)の国産シャルドネ100%スパークリング(メトード・トラディショネル採用例あり)— きめ細かい酸と地元食材との同調
- オーストラリアのシャルドネ主体スパークリング(メトード・トラディショネルまたはタンク)— トロピカルな果実味と塩味料理の補完
- フランス以外の高地産シャルドネ100%スパークリング(冷涼地域)— 引き締まった酸と軽やかな余韻、白身魚・甲殻類と同調
ペアリングの考え方
ブラン・ド・ブランは酸と繊細な果実味が特徴で、料理とは味覚の同調・補完を意識すると相性が分かりやすくなります。酸味が魚介の風味を引き立てる例や、泡と油分が口中をリフレッシュして料理を補完する例などがあります。
- 生牡蠣 — ミネラル感と酸が旨味と同調する
- 白身魚のカルパッチョ — 繊細な泡と魚の甘みが補完する
- 天ぷらやフライ — 泡と酸が油分をリフレッシュし補完する
- クリームソースのパスタ — 柑橘系の酸味が濃厚さと同調・補完する
- 寿司(白身、貝類) — 酸と泡がネタの風味を引き立て同調する
楽しみ方と保存方法
提供温度は6〜8℃が目安です。グラスはフルート型またはチューリップ型グラスを使うと、香りと泡のバランスが取りやすくなります。ボトルは開栓前にしっかり冷やし、開ける際はコルクを静かに抜いて「プシュッ」と音を立てるのが理想的です。開封後は専用ストッパーを使い冷蔵して1〜2日以内に飲み切るのがおすすめです。
まとめ
- ブラン・ド・ブランはシャルドネ100%で繊細かつエレガントな味わい。シャンパーニュはメトード・トラディショネルかつ熟成規定が適用される
- 選び方は製法(メトード・トラディショネル/シャルマ方式/ガス注入法)、甘辛度、ラベルの生産者区分(NM/RM/CM)を基準にする
- ペアリングは味覚の同調・補完の視点で。生牡蠣や白身魚、揚げ物、クリーム料理などと高い相性を示す
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