
2026.06.01
【マチュー・プランセ】白亜のグローヴが育む、洗練を極めた「シャルドネの芸術」
シャルドネの聖地として名高いコート・デ・ブラン地区の南端に位置し、豊かな果実味を生み出す特別なテロワールとして知られるプルミエ・クリュ「グローヴ村」。この地で1910年から100年以上にわたり家族経営を守り続けるマチュー・プランセは、ブドウ栽培から醸造に至るすべての工程を自らの手で完結させる、実力派のドメーヌです。大規模なメゾンが仕立てる均一なシャンパーニュとは一線を画し、グローヴ村の白亜質(チョーク)土壌がもたらす「美しいミネラル感と完熟した果実の旨み」をそのままグラスに再現する真摯なワイン造りは、各国のソムリエや本物を探求するワイン愛好家から「知る人ぞ知る隠れた逸品」として深い信頼を集めています。 生産規模は年間数万本程度と非常に限定的であり、だからこそ畑の区画ごとの個性を精緻に見極める「丁寧な手仕事」が徹底されています。グローヴ村のシャルドネは、他の特級村に比べて北向きの斜面が多く、ゆっくりと時間をかけて成熟するため、豊かな果実味とピンと張り詰めた美しい酸が同居するのが特徴です。マチュー・プランセでは、この恵まれた原酒を伝統的な製法で仕込み、仕上げの糖分(ドサージュ)を控えめに設定。さらに地下セラーの静寂の中で数年間にわたりじっくりと眠らせることで、ブドウが持つ本来のエネルギーとエレガンスを限界まで引き出した、卓越したクオリティを誇っています。 ワインのスタイルは、どこまでも澄み切った「クリスタルのような透明感と、溢れるみずみずしさ」。グラスに注げば、白い花やもぎたてのシトラス、青リンゴの清々しいアロマが華やかに立ち上り、時が経つにつれて洗練されたチョークのニュアンスや香ばしいトーストの香りが優美に重なります。口に含んだ瞬間に弾けるのは、シルクのようにきめ細やかでクリーミーな泡立ち。シャルドネ由来の凛としたシャープな酸が全体の骨格を支えながら、奥底にあるまろやかな旨みが広がり、長く心地よい余韻へと導きます。その洗練された味わいは、新鮮な魚介類のカルパッチョや、お寿司、天ぷらといった日本の繊細な食卓とも完璧なマリアージュを披露してくれます。 110年以上の歴史を誇りながら、グローヴ村の大地を尊び、その繊細な声を忠実にボトルへと写し取り続けるマチュー・プランセ。華美な宣伝に頼ることなく、ひたすらに瓶の中の「純粋美」を追求し続けるその真摯な姿勢。黄金色の雫がグラスの中で優美に輝くとき、それは日常の空間をたちまち洗練された特別な時間へと変え、大切な人と過ごすひとときを、より一層豊かで記憶に残るものにしてくれるはずです。
マチュー・プランセ / ブリュット プルミエ・クリュ ロゼ N.V.
活気に満ちたフルーティーなアロマが魅力。完熟したさくらんぼの様な、ほんのり果実の甘みが感じられる辛口ロゼシャンパーニュ。











