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WSETとは|国際ワイン資格のレベル別解説

WSETとは|国際ワイン資格のレベル別解説
#入門

WSETは国際的なワイン資格制度です。レベル別の特徴や学習法、試験対策、さらにワインの適温・グラス選びまで初心者向けに解説します。

WSETとは

WSETはイギリスに起源を持つ教育機関で、ワインとスピリッツの知識を体系化した資格を世界中で提供しています。学習は理論とテイスティングの両輪で進み、体系的にワイン理解を深める構成です。資格はレベル別で、入門者からプロフェッショナル志向の学習者まで対応します。

WSETの各レベル

Level 1

入門レベルです。ワインの基礎用語、主要なワインタイプ、基本的なサービス方法を学びます。短期間のコースで、ワインをこれから楽しみたい人や接客の基礎が必要な人に向いています。

Level 2

基礎を発展させたレベルで、主要な品種、産地、ワインのスタイル、ラベルの読み方などを学びます。テイスティングも導入され、ワインを説明する語彙を身につけたい人に適しています。

Level 3

より専門的な知識と体系的なテイスティング力を求められる中級〜上級レベルです。産地論、製法、貯蔵・サービス、ペアリングに関する理解が深まり、職業的にワインを扱う人にも評価されます。

Level 4(Diploma)

Diplomaは専門職レベルの深い学びで、学術的・実務的な両面からワインを扱います。カリキュラムは広範で、合格後はさらに上位の研究やワイン業界での専門職を目指す基盤になります。受講は一定の準備が必要です。

受講・試験の実務

  • 公式認定校で申し込むか、オンライン講座を選ぶ
  • 教材と模擬問題で基礎を固める
  • テイスティング練習は繰り返し行う(香りを言語化する訓練)
  • 試験直前は過去問や模擬試験で時間配分を確認する

試験は筆記とテイスティングが中心です。テイスティングはWSETのフレームワークに沿って香り・味わいを記述します。学習は段階的に知識を積むことが重要で、実際に多様なワインを飲んで経験を増やすことが合格の近道です。

ワインの適温と理由

ワインは温度によって香りや味わいが変わります。温度が低いと渋みや苦味が強調され、温度が高いとアルコール感が立ちやすくなります。適温で飲むことで、ワイン本来の香りと味わいのバランスが最も良く感じられます。温度管理はテイスティングやサービスの基本です。

タイプ適温グラス形状
フルボディ赤16-18℃チューリップ型
ミディアムボディ赤14-16℃チューリップ型
ライトボディ赤12-14℃バルーン型
フルボディ白10-12℃チューリップ型
ライトボディ白8-10℃チューリップ型
スパークリングワイン6-8℃フルート型
甘口・デザートワイン6-8℃チューリップ型

冷却の具体手順と代替案

  • 白ワイン・スパークリング:冷蔵庫で飲む直前まで冷やす(目安 6-12℃)
  • フルボディ赤:冷蔵庫で短時間冷やし、飲む前に室温で16-18℃に戻す(目安 30分)
  • 急冷する場合:氷水(氷+水)に20〜30分浸けると効率よく冷える
  • サーブ中はワインクーラーに入れて温度を保つ

代替案:温度計がない場合はボトルを手で触って判断します。白は冷たいが冷たすぎない感覚、赤はひんやりする程度が目安です。屋外では保冷バッグと保冷剤、クーラースリーブを活用すると簡単に適温を維持できます。

やってはいけないことと失敗回避

  • 赤ワインを室温のまま長時間放置すること:夏場の室温は高すぎるため、飲む前に短時間冷やす
  • 高級白ワインを冷蔵庫で極端に冷やしすぎること:10-12℃程度で香りが開きやすい
  • 氷だけで急冷してそのまま飲むこと:氷が溶けるとワインが薄まりやすいので、氷水で冷やすかクーラースリーブを使う

注意点:ワインに氷を入れると風味が薄まる可能性があります。カジュアルな楽しみ方としては許容されますが、本格的に味わう場合はワインクーラーや氷水の使用を推奨します。

まとめ

  • WSETはレベル別に体系的な知識とテイスティング力を学べる国際資格で、学習計画を立てて段階的に進めることが合格の近道です。
  • ワインは適温で飲むと本来の香りと味わいが出る。温度が低いと渋みや苦味が強調され、温度が高いとアルコール感が立ちやすくなります。
  • 具体的な温度管理とグラス選び(チューリップ型、バルーン型、フルート型)を実践すると、同じワインでも味わいが格段に向上します。

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