ワインテイスティング会の探し方|初心者向けイベント
初心者が安心して参加できるワインテイスティング会の探し方と当日の準備、グラスと適温の基礎を具体的手順で解説します。
ワインテイスティング会を探すメリット
テイスティングとは、ワインの香りと味わいを確認する試飲のことです。会に参加すると、実際のワインを複数比較でき、用語(アロマ=香り、タンニン=渋みなど)の理解が深まります。専門家の解説を直接聞けるため、自宅での選び方や保存法が実践的に身につきます。
探し方の具体手順
- 検索ワードを用意する:「ワインテイスティング会」「試飲会」「ワイン教室」+地域名で検索する
- イベントサイトをチェックする:地域のイベントページやSNSのイベント欄を確認する
- 酒販店・ワインバーに尋ねる:店舗で開催案内があることが多い。初心者向けがないか確認する
- ワイナリーの公式情報を見る:現地試飲や見学で開催されることがある
- 参加条件を確認する:定員、持ち物、試飲方法(グラス提供か持参か)、年齢制限を確認する
イベントの選び方のポイント
対象レベルとテーマ
初心者は「入門」「初心者歓迎」と明記された回を選ぶと安心です。テーマが明確(品種比較、産地別、価格帯別など)だと学びやすいです。
規模・形式の見極め
少人数制は質問しやすく、比較しやすいです。一方で大型イベントは多様なワインが試せます。どちらが自分の学習目的に合うかを基準に選んでください。
当日の持ち物と準備
- 筆記用具とメモ帳(香りや味の印象を記録)
- 水(口直し用、リントローラーとして)
- クラッカーやパン(口内をリセットするため)
- 小さめのナイロン袋や密閉容器(空きボトルやゴミ用)
- 身分証明書(年齢確認が必要な会場がある)
会場でグラスが提供されることが多いですが、好みのグラスを持参しても良いです。持参する場合は割れ物対策を忘れずに。
グラスと温度の基本
温度が低いと渋みや苦味が強調され、温度が高いとアルコール感が立ちやすくなります。適温で飲むことで、ワイン本来の香りと味わいのバランスが最も良く感じられます。
初めてのテイスティングでは、ワインのタイプごとの適温とグラス形状を意識すると比較がしやすくなります。以下はタイプ別の標準的な適温と推奨グラスです。数値は必ず確認してください。
| タイプ | 適温 | 推奨グラス |
|---|---|---|
| フルボディ赤 | 16-18℃ | チューリップ型 |
| ミディアムボディ赤 | 14-16℃ | チューリップ型 |
| ライトボディ赤 | 12-14℃ | バルーン型 |
| フルボディ白 | 10-12℃ | チューリップ型 |
| ライトボディ白 | 8-10℃ | チューリップ型 |
| スパークリング | 6-8℃ | フルート型 |
| 甘口・デザートワイン | 6-8℃ | チューリップ型 |
具体的なテイスティング手順(初心者向け)
- 注ぐ量は少量(約30ml程度)にする:複数ワインを比較するために少量で十分です
- 観察する:色や濃さをグラス越しに見る(垂れ具合=脚の様子でアルコール感の手掛かり)
- スワリング(軽く回す):香りを開くためにグラスを軽く回す
- 香りを嗅ぐ:遠く、次に近くで深呼吸するように嗅ぐ(一次香、二次香の違いを意識)
- 少量を含む:口に含んで舌全体で味わいを見る(酸味、渋み、果実味を分けて感じる)
- 吐き出す/飲み込む:会場のルールに従う。吐き出す場合は指定容器へ。飲み込む場合は水で口直しを忘れずに
- メモを取る:香りと味の印象を短くメモする(例:柑橘系の酸、軽いタンニン)
スピッティング(吐き出す)道具がない場合は、小さめの密閉容器を用意するか、会場に設置される吐器を利用してください。使い捨ての紙コップや蓋付き容器が代替になります。
専門器具がない場合の代替方法
- 温度管理:氷水(氷+水)にボトルを20-30分浸けると急冷できる(スパークリングは特に有効)
- グラス:専用グラスがない場合は、薄手の飲用グラスで代用。形状が近いもの(口が少しすぼまったグラス)があれば香りが立ちやすい
- 温度計がない場合:手でボトルを触って感覚で確認。白は冷たいが冷たすぎない、赤はひんやりする程度が目安
- 吐き出し:使い捨ての容器やラップで覆った小皿を用意する
やってはいけないこと(失敗回避)
- 赤ワインを高温のまま放置する:日本の夏の室温は高すぎるため、30分ほど冷やすと良い
- 白ワインを冷やしすぎる:香りが閉じるので特に樽熟成白は10-12℃が望ましい
- 香水や強い香りを身につける:周囲の香りがワインの香りを邪魔する
- 大声で話す・飲み比べの順番を無視する:試飲は静かに比較しながら行うと学びが深まる
- 氷を直接入れて薄める(本格的に学びたい場合):味わいが変わるため基本は避ける
会場で頼めること
温度が合わないと感じたら、スタッフに「少し冷やしていただけますか」と穏やかに伝えて構いません。グラス交換やワインの簡単な説明をお願いすることも可能です。サービス内容は会によって異なるので事前に問い合わせると安心です。
温度管理のワンポイント:スパークリングは冷蔵庫で3時間以上、または氷水に20-30分で6-8℃に近づきます。赤ワインは冷蔵庫から出して30分程度で16-18℃に近づく場合が多いです。会場ではワインクーラーの使用を確認しましょう。
まとめ
- 探し方は複数の情報源を組み合わせる:検索、酒販店、ワイナリー、イベントサイトを活用する
- グラスと温度を意識する:タイプ別の適温(例:フルボディ赤16-18℃、スパークリング6-8℃)とチューリップ型/バルーン型/フルート型を参考にする
- 具体的な手順で学ぶ:観察→香り→味わい→メモの順で少量ずつ比較し、代替方法や失敗回避策も準備する