ワイナリー見学の服装・持ち物|マナーと準備
ワイナリー見学での服装や持ち物、現地でのマナーを初心者向けに解説。試飲時のグラス選びや各タイプの適温(具体数値)も紹介します。
服装の基本
ワイナリー見学では「屋外の畑」と「醸造所・カーヴ(貯蔵庫)」を行き来します。両方に対応できるレイヤード(重ね着)がおすすめです。日差しや風、地下の冷気に対応するために薄手の羽織りを1枚持ち、気温に応じて調整してください。色は汚れが目立ちにくい中間色が無難です。
屋外エリアの服装
畑を歩く場合は動きやすいパンツやロングスカート、速乾性の素材が便利です。日よけ用の帽子やサングラス、日焼け止めもあると安心です。足元は滑りにくいスニーカーやトレッキングシューズが最も実用的で、ヒールは避けてください。
醸造所・カーヴの服装
カーヴ内は外より温度が低く湿度が高い場合があります。薄手のジャケットやウィンドブレーカーを持参すると快適です。地下での試飲がある場合は、香りを邪魔しない無香料のボディケア用品を使ってください。強い香水や香りの強い化粧品は避けるのがマナーです。
持ち物チェックリスト
- 予約確認(スマホ画面のスクリーンショット可)
- 身分証明書(年齢確認が必要な場合あり)
- 歩きやすい靴・替えの靴下
- 薄手の羽織り・レインウェア(天候に応じて)
- 小さめのバックパックかショルダーバッグ
- 筆記用具・メモ帳(メモを取りたい場合)
- 水筒またはペットボトル(脱水防止)
- ミント等の無香料の口臭ケア用品
- カメラ(フラッシュは控える)
- 現金・カード(ショップでの購入用)
持ち物についての補足:貴重品は小さくまとめ、ボトル購入予定があるなら肩掛けのバッグより両手が使えるバックパックが便利です。ワイナリーによってはショップの支払いにカードが使えない場合があるので現金も少額あると安心です。
試飲時のマナーとグラス選び
試飲ではまず香りを確認し、その後に味わいを確かめます。大きな声で談笑したり、強い香りのする食品を食べながら試飲するのは避けましょう。スタッフの説明をしっかり聞き、質問は礼儀正しく短く行ってください。グラスはワインのタイプに合った形を使うと香りが立ちやすく、風味を正しく評価できます。
- フルボディ赤:チューリップ型
- ライトボディ赤:バルーン型
- 白ワイン全般:チューリップ型
- スパークリング:フルート型
グラスが指定されていない場合は、チューリップ型やバルーン型の中で口がやや細めのものを選ぶと香りがまとめやすくなります。スパークリングは泡の立ち上りを楽しむためにフルート型が適しています。
ワインタイプ別の適温
| タイプ | 適温 |
|---|---|
| フルボディ赤 | 16-18℃ |
| ミディアムボディ赤 | 14-16℃ |
| ライトボディ赤 | 12-14℃ |
| フルボディ白 | 10-12℃ |
| ライトボディ白 | 8-10℃ |
| スパークリング | 6-8℃ |
| 甘口・デザートワイン | 6-8℃ |
温度が低いと渋みや苦味が強調され、温度が高いとアルコール感が立ちやすくなります。適温で飲むことで、ワイン本来の香りと味わいのバランスが最も良く感じられます。グラスを手で包んで温めると香りが開くこともありますが、赤ワインは温めすぎないよう注意してください。
実践的な準備と当日の手順
出発前に予約確認メールをスクリーンショットしておき、地図と集合時間を再確認します。靴は出発前に履き慣らしておくと当日の疲労を減らせます。天候予報に応じて薄手の雨具や防寒具を用意してください。ワイナリー到着後は受付で名前を伝え、見学開始前にトイレを済ませておくと安心です。
試飲の具体的手順
- グラスを軽く持ち、見た目をチェックする(色調、透明度)
- グラスを軽く回して香りを立たせ、鼻で深く数回吸う
- 小さな一口を含み、口中で転がして味わいを確かめる
- 飲み込むか吐き出すかは体調や量に応じて決める(吐き出す場合はスピット用容器を使う)
- テイスティング後は水で口をすすぐか、パンで口中をリセットする
代替案:スピットが苦手なら一口だけで味を確かめ、残りはスタッフに任せるか、香り中心に楽しむ方法もあります。スピット用の容器が用意されていない場合は、スタッフに相談して別の対処法を案内してもらいましょう。
やってはいけないことと失敗回避
- 強い香水や香りの強い化粧品をつける
- 勝手に機材や樽に触る
- フラッシュを使って写真を撮る(保存物を傷める場合がある)
- 飲酒運転をする(試飲後の運転は避ける)
- ボトルを無断で開栓・持ち出す
失敗回避のコツ:当日は余裕をもって行動し、飲酒後は公共交通機関や代行サービスを利用する計画を立ててください。屋外で急な雨に備え、靴の替えを用意すると足元の不快を避けられます。香りが邪魔にならないよう、食べ物や香りが強いガムは控えるのが無難です。
まとめ
- 動きやすく香り控えめな服装を選ぶこと(レイヤードと滑りにくい靴を基本に)
- 試飲ではグラス形状と適温を意識すること(例:フルボディ赤は16-18℃、スパークリングは6-8℃)
- マナーを守ることが快適な見学につながる(強い香りを避け、機材に触らない)