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赤ワインで頭痛がするのはなぜ?|原因と対策

赤ワインで頭痛がするのはなぜ?|原因と対策

赤ワインで頭痛が起きる主な原因と、すぐ試せる品種選び・飲み方・保存法を具体的に解説します。初心者向けの実践アドバイス付き。

なぜ赤ワインで頭痛が起きるのか

赤ワインの飲用後に起きる頭痛は一つの原因だけとは限らず、複数要因が重なることが多いです。ここでは主要な原因を具体的に説明します。

アルコールそのものの影響

アルコールは血管拡張や利尿作用を引き起こし、脱水や睡眠の質低下を通じて頭痛を招きます。対策としては量を抑える、グラスとグラスの間に水を飲む、空腹で飲まないといった行動が有効です。ラベルでアルコール度数を確認し、同じ銘柄でも度数が低めのものを選ぶと負担が減る傾向があります。

タンニン(渋み)と黒ブドウ品種

タンニンは渋み成分で、個人によっては頭痛や重さを感じる原因になります。典型的にタンニンが強く出やすい黒ブドウ品種はカベルネ・ソーヴィニヨンやシラー/シラーズです。反対にピノ・ノワール、メルロー、ガメイ、グルナッシュはタンニンが穏やかで、渋みが和らぐ傾向があり頭痛が出にくい場合があります。

ヒスタミンやその他の生体反応

発酵や熟成過程で生じるヒスタミンなどの物質は、体質によって頭痛や顔のほてりを引き起こすことがあります。前兆が毎回似ている場合は“ヒスタミン感受性”の可能性があるため、飲んだ銘柄や品種を記録して医師に相談すると検査や助言が得られます。

亜硫酸塩(SO2)と保存管理

ワインには酸化防止のために亜硫酸が添加されることがあります。敏感な方はこれが不快感や頭痛につながる場合があります。対策としては“亜硫酸塩不使用”や“低亜硫酸”を謳うワインを試す、あるいは白ブドウ品種や発泡性ワインに切り替えることが有効です。

頭痛が起きたときにすぐできる具体策

  • 水を一杯飲んで脱水を防ぐ。アルコールの合間に水を挟む。
  • 食事と一緒にゆっくり飲む。脂肪やタンパク質は味覚の同調・補完で飲み心地を安定させる。
  • 次回はタンニンが穏やかな黒ブドウ品種(ピノ・ノワール、メルロー、ガメイ、グルナッシュ)を選んでみる。価格帯は1,000〜3,000円台のデイリー〜プレミアムで試しやすい。
  • ボトルを半分以下にしない、空腹で飲まない、飲む量を1杯〜2杯に抑える。
  • 亜硫酸を避けたい場合は『低亜硫酸』や『無添加』表記を探すか、同じ銘柄で異なるヴィンテージを試す。
  • 症状が重い場合や呼吸困難、蕁麻疹が出る場合は直ちに医療機関を受診する。

ワインの選び方・購入時のチェックポイント

ワイン選びでは『品種』『産地』『度数表示』をラベルで確認しましょう。頭痛が出やすい場合は、まずタンニンが穏やかな品種を中心にテイスティングして好みを探すのが手堅い方法です。

品種特徴価格帯の目安おすすめ産地
ピノ・ノワール繊細でタンニンが穏やか。赤系果実の香り。2,000〜5,000円ブルゴーニュ、セントラル・オタゴ、オレゴン
メルローまろやかで飲みやすい。渋みが和らぐ。1,000〜3,000円ボルドー、チリ、アメリカ
ガメイ軽やかで果実味が明瞭。食事と合わせやすい。1,000〜2,000円ボジョレー
グルナッシュ果実味が豊かでタンニン控えめ。暖かい産地向き。1,500〜3,000円南フランス、スペイン
カベルネ・ソーヴィニヨンタンニンが強め。しっかりした料理向き。2,000円台〜ボルドー、ナパ・ヴァレー、チリ

楽しみ方と保存の実践アドバイス

サービス温度とデキャンタ

サービス温度はワインのボディに合わせて調整すると飲みやすくなります。ライトボディはやや冷やして12〜14°C、ミディアムボディは14〜16°C、フルボディは16〜18°Cが目安です(出典:日本ソムリエ協会)。重めのワインは開けて30〜60分デキャンタするとタンニンの角が取れて飲みやすくなることがあります。

保存と開栓後の扱い

長期保存は温度変化が少ない場所で、12〜16°C前後が理想です(出典:日本ソムリエ協会)。開栓後はコルクやスクリューで密閉し、冷蔵庫に入れると風味が保ちやすく、バキュバン等の真空保存を使えば数日間味を保てます。

トラブル時の対応と医療的注意点

頭痛が毎回同じ銘柄や条件で起きる場合は、飲酒習慣を記録して医師に相談するのが安全です。呼吸困難、強い蕁麻疹、急激な血圧低下などの重篤な症状が出た場合は直ちに救急受診してください。軽度の頭痛でも頻度が高ければアレルギー検査やヒスタミン分解能力の検査を検討するとよいでしょう。

まとめ

  • 原因は複合的:アルコール負荷・タンニン・ヒスタミン・亜硫酸塩などが関与する。
  • 具体的対策:ピノ・ノワールやメルローなどタンニン穏やかな黒ブドウ品種を試し、飲む量を減らす・水を挟む・食事と合わせる。
  • 保存と温度:保存は12〜16°Cが理想、サーブはライト12〜14°C/ミディアム14〜16°C/フル16〜18°C(出典:日本ソムリエ協会)。

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