グレコのよくある質問|イタリア古代品種を知る

グレコのよくある質問|イタリア古代品種を知る

グレコはイタリア南部を中心に栽培される白ブドウ品種で、Greco di TufoやGreco di Biancoが代表。特徴、選び方、保存とトラブル対処を初心者向けに具体的に解説します。

基礎知識

原産地と品種分類

グレコは白ブドウ品種に分類され、主にカンパーニャ州やシチリア、南イタリアの沿岸地域で栽培されます。代表的なネームはGreco di Tufo(高酸・ミネラル寄り)とGreco di Bianco(甘口のスタイルが有名)で、地域や醸造法により辛口〜甘口まで幅があります。Greco di Tufoは地域の保護組織で明記された伝統的な呼称があり、詳細は各コンソーシアムの情報を参照してください(出典: Consorzio Tutela Vini d'Irpinia 公式サイト)。

味わいの特徴とサーブ温度

一般にグレコは柑橘や白い花、ハーブ、火打ち石のようなミネラル感が感じられることが多く、辛口のものはシャープな酸味が特徴です。軽め〜ミディアムボディ中心で、樽熟成をかけたキュヴェは厚みが出ます。提供温度は10〜12°Cを目安に冷やすと香りが立ちやすくなります(出典: 日本ソムリエ協会)。

選び方・購入

ラベルで見るポイント

ラベルで確認すべきは「産地」「品種名」「ヴィンテージ」の3点です。産地にGreco di TufoやGreco di Biancoが明記されていればスタイルの目安になります。品種名が単一で記載されている場合は、より純粋なグレコの個性を楽しめます。樽熟成の記載(oak/樽)や“Sur Lie(シュール・リー)”といった表記があれば、厚みやクリーミーさを期待できます。

予算別の狙い目

価格帯狙い目具体的な目安
1,000円台エントリーでフレッシュな辛口タイプスーパーマーケットや大手輸入ブランドの辛口キュヴェ
2,000円台品質と個性のバランスが良いゾーン産地表記(Greco di Tufoなど)の辛口〜樽少しありのもの
3,000〜5,000円プレミアム帯。単一畑や樽熟成、ヴィンテージ物Greco di Tufoの上位キュヴェや限定生産品

購入の実践アドバイス:店頭ならラベルの産地表記でGrecoの明記を探し、在庫があれば店員に「辛口/樽あり/甘口」など好みを伝えて候補を絞ってもらいましょう。オンラインではフィルターで産地や味わいを指定すると効率的です。

楽しみ方・保存

飲み方とペアリング

グレコは魚介や白身肉、野菜料理と相性が良く、味覚の同調・補完を意識すると合わせやすいです。例:

サーブと保存の実務

サーブはチューリップ型グラスに10〜12°Cで。重めの樽熟成タイプは12°C前後、フレッシュ辛口は9〜11°Cが目安です(出典: 日本ソムリエ協会)。開栓後はバキュバン等の真空保存で3〜5日を目安にすると香味が劣化しにくくなります(出典: 日本ソムリエ協会)。未開封の長期保存は暗所で10〜15°C、湿度60〜70%が理想的です。

トラブル・疑問

開けたら香りが弱い/酸化臭がある

開栓直後に香りが閉じている場合はグラスで1〜2分回してみてください。酸化臭(酸っぱい、古いリンゴ様)を強く感じる場合は保管状態が悪かった可能性があります。購入店に相談し、現物を持ち込めば交換対応や返金の案内を受けられることが多いです。

コルク臭(カビ臭)に気づいたら

「コルク臭」と感じる場合は乾いたダスターで香りを確認し、明らかに不快なら写真とともに購入店へ連絡してください。品質不良の可能性があるため、店側の返品規定に従うとよいでしょう。自宅での対処は難しいため、安易に飲み続けないことを推奨します。

まとめ

  • グレコは白ブドウ品種で、Greco di TufoやGreco di Biancoが代表。産地表記でスタイルを見極める。
  • 購入は2,000円台がコスパ良好。サーブは10〜12°C、開栓後はバキュバンで3〜5日を目安に保存する(出典: 日本ソムリエ協会)。
  • 合わせる料理は魚介や白身肉、クリーム系が定番。味覚の同調・補完を意識すると失敗が少ない。

関連記事