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グラスの並べ方|テーブルセッティングの基本
ホームパーティーで役立つグラスの並べ方と選び方を実例で解説。適温とグラス形状を押さえて、失敗しないテーブルセッティングを学べます。
テーブルセッティングでのグラス配置の基本
グラスはプレートの右上に配置します。着席者から見て一番手前に水、次に白ワイン、次に赤ワイン、さらにデザート用やスパークリングがある場合は奥側に置くのが基本です。並べる順は“使用する順”を意識するとサービスが自然になります。テーブル上のスペースが限られる場合は、使用するグラスだけを出すことで見栄えと実用性を両立させます。
基本の並べ方(具体手順)
- 1. プレートの中心を基準に、右上の位置を決める(ナイフ類の上方)。
- 2. 一番手前に水用グラス(運ぶ際に最も使われる)を置く。
- 3. 水の奥に白ワイングラスを置く(冷たいものは前で目立たせる)。
- 4. さらに奥に赤ワイングラスを置く(赤は最後に提供することが多い)。
- 5. スパークリングやデザート用がある場合は、その順に奥か左寄せに配置する。
- 6. グラス同士の間隔は3〜5cm程度を目安に整列させる。
配置のポイント
- 高さのあるグラスは奥へ。視線の邪魔にならない配置を心がける。
- 同じ種類のグラスは必ず同じ向きに揃えると見栄えが良くなる。
- ワインを注ぐ動線(サービサーがどこから注ぐか)を想定してスペースを空ける。
- グラス底がテーブルに直接触れないよう、コースターやマットを使うと安定する。
グラス選びとワインの適温
ワインの味わいは温度によって大きく変わります。温度が低いと渋みや苦味が強調され、温度が高いとアルコール感が立ちやすくなります。適温で飲むことで、ワイン本来の香りと味わいのバランスが最も良く感じられます。下表はワインタイプ別の適温の目安です。
| タイプ | 適温 |
|---|---|
| フルボディ赤 | 16-18℃ |
| ミディアムボディ赤 | 14-16℃ |
| ライトボディ赤 | 12-14℃ |
| フルボディ白 | 10-12℃ |
| ライトボディ白 | 8-10℃ |
| スパークリング | 6-8℃ |
| 甘口・デザートワイン | 6-8℃ |
グラス選びの標準ガイド
| ワインタイプ | 推奨グラス |
|---|---|
| フルボディ赤 | チューリップ型 |
| ライトボディ赤 | バルーン型 |
| 白ワイン全般 | チューリップ型 |
| スパークリングワイン | フルート型 |
実践手順:テーブルでの並べ方
- 1. どのワインをいつ提供するかを決める(例:食前はスパークリング、前菜に白、メインに赤)。
- 2. 使用するグラスを揃える(形が異なる場合は列ごとに揃える)。
- 3. 各席の右上にグラス群を置く。水→スパークリング→白→赤の順で、使用順に配置する。
- 4. 注ぐ順番をテーブルの端から始めると混雑が減る(スタッフやホストの導線を考慮)。
- 5. 飲みながら温度管理するため、白とスパークリングはワインクーラーに入れて冷やしながらテーブルに置く。
代替案と注意点
- ワインクーラーがない場合:氷と水を入れたボウルにボトルを入れて20〜30分冷やす(スパークリングは20分、白は30分が目安)。
- グラスが足りない場合:万能グラス(背の低い白ワイングラス)を用意し、コースごとに交換または洗浄して使い回す。
- ラベルや小さなカードでグラスの用途を示すと、ゲストが迷わずに使える。
- 冷蔵庫の野菜室(約8℃)はライトボディ白の保管に便利。
- 赤ワインを高温の室内に長時間放置すること(日本の夏は25〜30℃で高すぎる)。
- 白ワインやスパークリングを冷やしすぎて香りが閉じるような温度にすること(フルボディ白は10-12℃が適正)。
- グラスをランダムに置いて注ぐ順が分からなくなる配置にすること。
- グラスを重ねて保管・提供すること(安全性と衛生面の問題)。
よくある失敗と対策
- 失敗:白ワインを冷やしすぎて香りが感じられない。対策:飲む直前に冷蔵庫から出し、5〜10分室温に置く。
- 失敗:赤ワインが暑すぎてアルコール感が目立つ。対策:提供前に冷蔵庫で30分冷やすか、氷水に短時間浸けて調整(10〜30秒で様子を見る)。
- 失敗:グラスの数が足りずコース進行が滞る。対策:メニューに合わせて必要最小限のグラスを決め、順次交換する運用を作る。
まとめ
- 1. グラスは使用順に並べる:水→スパークリング→白→赤を基本に、動線を想定して配置する。
- 2. グラス形状と適温を合わせる:フルボディ赤=チューリップ型・16-18℃、白=チューリップ型・8-12℃、スパークリング=フルート型・6-8℃。
- 3. 実行しやすい代替案を用意する:グラス不足時は交換運用、冷却は氷水で行い、やってはいけないことを避ける。