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ワインエキスパート試験の勉強法|合格への道

ワインエキスパート試験の勉強法|合格への道

ワインエキスパート試験に合格するための実践的な勉強法を解説します。テイスティング練習、温度とグラスの使い分け、暗記と理解のバランスに重点を置いたプランです。

試験対策の全体像

ワインエキスパート試験は、理論とテイスティングの両方が問われます。理論は産地、品種、製法、用語などの理解が求められ、テイスティングは香りや味わいを的確に記述する力が必要です。学習は「理解→整理→反復→実践」の順で進めましょう。専門用語は初出時に短く定義し、暗記だけで終わらせないことが大切です。

学習スケジュールの立て方

試験までの期間を逆算して、週ごとの目標を設定します。例:12週前は基礎用語と主要産地の理解、8週前は品種別の特徴と製法、4週前は毎週の模擬テイスティングと過去問演習、直前2週は弱点補強と記述の精度向上。1回の学習は50分を上限にし、短い休憩を入れて集中力を維持してください。

テイスティングの基本と評価項目

テイスティングは視覚・嗅覚・味覚の順に進めます。視覚では色調や濃淡、粘性を観察。嗅覚では一次香(果実香)、二次香(発酵香)、三次香(熟成香)を分けて捉えます。味覚では酸味、果実味、タンニン(渋み)、アルコール感、余韻を評価します。評価は簡潔な語彙で表現する練習を繰り返してください。

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温度が低いと渋みや苦味が強調され、温度が高いとアルコール感が立ちやすくなります。適温で飲むことで、ワイン本来の香りと味わいのバランスが最も良く感じられます。

温度とグラスの実践ガイド

テイスティング実習では、ワインタイプごとの適温とグラス選びを必ず確認してください。温度を守るだけで表現が変わります。以下の表は勉強でよく使う基本の適温と推奨グラスです。

タイプ適温推奨グラス実践メモ
フルボディ赤16-18℃チューリップ型冷蔵庫から出して30分ほど置く
ミディアムボディ赤14-16℃チューリップ型冷蔵庫から出して20-30分置く
ライトボディ赤12-14℃バルーン型冷蔵庫から出して20分ほど置く
フルボディ白10-12℃チューリップ型飲む直前に冷やす
ライトボディ白8-10℃チューリップ型よく冷やして提供
スパークリングワイン6-8℃フルート型氷水に20-30分で急冷
甘口・デザートワイン6-8℃チューリップ型よく冷やして少量ずつ試す

グラスとサービスのポイント

グラスは香りを捉える助けになります。チューリップ型は香りを集めやすく白ワインやミディアム・フルボディ赤に適しています。バルーン型は表面積が広く軽めの赤で果実味を楽しむのに向きます。フルート型は泡の立ちを視覚的に捉えやすいのでスパークリングワインで使います。

実践的な練習手順と代替案

  • 1. 週に3回、30分のテイスティング時間を確保する。各回は1本を観察・香り・味で分けて評価する。
  • 2. ノートに「外観→香り(一次・二次・三次)→味わい(酸味・果実味・渋み・アルコール・余韻)」の順で記録する。
  • 3. 同品種の別産地を比較し、違いを3点以上メモする(例:酸味の強さ、果実の成熟度、余韻の長さ)。
  • 4. テイスティング時は適温を守る。温度計がない場合は表面温度の感覚で確認する(冷たいが冷たすぎないなど)。
  • 5. 週に一度は過去問や模擬問題で記述練習を行い、フィードバックを受ける。

専門器具がない場合の代替案として、氷水(氷+水)で急冷する方法や、ワイングラスの代わりに透明なタンブラーで視覚確認をするなどが使えます。氷を直接入れるのは風味が薄まるため原則避け、やむを得ない場面では小さな氷片を使うなどの工夫をしてください。

よくある失敗と回避策

  • 赤ワインを日本の高めの室温で放置してしまう → 夏は冷蔵庫で30分程度冷やすか、氷水に10秒程度浸けて軽く冷やす。
  • 白ワインを冷やしすぎて香りが閉じる → 高級な白は10-12℃に近づけ、飲む直前に冷蔵庫から出す。
  • テイスティングで表現が曖昧になる → 語彙カードを作り、酸味・果実味・タンニン等を短文で表す練習を繰り返す。

実践アイテムと準備

  • ワインサーモメーター:正確な温度測定に有効。ない場合は氷水法で冷却時間を管理する。
  • ワインクーラー:テーブルでの保冷に便利。代替は氷水バケツ。
  • ノートと評価フォーマット:記録を蓄積することで傾向が見える。スマホアプリでも代用可。

本番当日のチェックリスト

  • 睡眠を十分に取り、嗅覚と味覚の鈍化を避ける。
  • 試験会場での簡単なウォームアップ(水で口を清め、常温の水を控えめに摂る)。
  • テイスティング順序を守り、評価は簡潔に。時間配分を意識する。

まとめ

  • 知識と実践の両輪で学ぶ:理論だけでなく、毎週のテイスティング習慣を持つこと。
  • 温度とグラスを使い分ける:適温(例 16-18℃、10-12℃、6-8℃)とチューリップ型・バルーン型・フルート型を意識する。
  • 記録とフィードバックを繰り返す:ノートや模擬問題で表現力を高め、弱点を補強する。

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