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白ワインのテイスティング方法|3ステップ

白ワインのテイスティング方法|3ステップ
#白ワイン

白ワインのテイスティングは「目→香→味」の3ステップで行います。具体的な品種別チェックポイントや温度・保存法、買い方まで実践的に解説します。

白ワインの3ステップ テイスティング方法

ステップ1 — 視覚:色と粘性をチェック

グラスに注いだ白ワインを傾け、光に透かして色を見ます。若く軽めのソーヴィニヨン・ブランやアルバリーニョは淡いレモン色、熟成や樽熟成のシャルドネは黄金色〜濃い麦わら色になります。グラスの壁に残る液滴(レッグ)でアルコール感やボディ感の目安をつかめます。専門用語:フルボディ/ミディアムボディ/ライトボディは“重さ・コク”の指標です。

ステップ2 — 嗅覚:トップノートと複雑さを分けて嗅ぐ

まず静かに香りを吸い、次に軽くグラスを回して開いた香りを嗅ぎます。品種別の目安:ソーヴィニヨン・ブランはハーブやグリーンフルーツ、リースリングは柑橘やハニー、ゲヴュルツトラミネールはライチや香辛料、シャルドネはバターやトースト(樽熟成の場合)。香りの階層(一次:果実、二次:発酵由来、三次:熟成由来)を意識すると違いが掴みやすいです。

ステップ3 — 味覚:酸味・果実味・余韻を測る

口に含んだらまず酸味の強さを感じ、果実味の種類、アルコール感、苦みや余韻を順に確認します。フレッシュなマルタや若い甲州は酸味が際立ち、シュール・リーや樽熟成のシャルドネは厚みとまろやかさが出ます。酸味は魚介の風味を引き立て、脂のある料理では味覚の同調・補完を意識します。実践ポイント:一口は約100〜120mlの半分ほどを目安に注ぐと香りと味を両方確認しやすい(出典:日本ソムリエ協会)。

基礎知識:白ブドウ品種とスタイル(30%)

白ブドウ品種の特徴を押さえるとテイスティングが楽になります。主要品種の傾向は以下の通りです。

品種特徴・香りの目安代表的なスタイル
シャルドネリンゴ・洋梨、樽香(樽熟成時)、まろやかなボディ樽熟成のフルボディ〜ミディアムボディ
ソーヴィニヨン・ブラングリーンフルーツ、ハーブ、鮮烈な酸味フレッシュなライト〜ミディアムボディ
リースリング柑橘、石灰質のミネラル感、甘口〜辛口に幅辛口〜甘口、長期熟成も可
ピノ・グリ/ピノ・グリージョ洋梨や白桃、やや厚みのある果実味ライト〜ミディアムボディ
ゲヴュルツトラミネールライチ、花のニュアンス、スパイシー芳醇で香り高いスタイル

白ワインは造りでスタイルが大きく変わります。ステンレスタンクで醸造するとフレッシュで酸が際立ちます。シュール・リーは旨みが増し、樽熟成はバニラやトースト香を与えます(シュール・リー等の説明は基礎テンプレート参照)。

選び方・購入のコツ(30%)

用途と予算で選ぶのが近道です。価格帯ごとの狙い目と具体的品種を紹介します。

  • エントリー(1,500円以下): 軽やかなソーヴィニヨン・ブランやピノ・グリージョ。デイリーに最適。
  • デイリー(1,500〜3,000円): バランスの良いシャルドネやアルバリーニョ。食事との相性が広い。
  • プレミアム(3,000〜5,000円): 樽熟成シャルドネや高品質リースリング。贈り物や特別な一杯に。
  • ハイエンド(5,000円以上): 名産地の単一畑シャルドネや長期熟成リースリング。保存して楽しむ選択肢も。

ラベルの見方:品種名(シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン等)、産地(シャブリ、リアス・バイシャス、ニュージーランドのマールボロ等)、ヴィンテージを確認。ラベルに品種がない場合は産地や輸入元の説明文を参考にすると良いです。初心者は産地で選ぶ方法もおすすめです(例:シャブリ=シャルドネ主体、マールボロ=ソーヴィニヨン・ブラン)。

楽しみ方・保存の実践(20%)

サービング温度の目安を守ると香りと味わいが引き立ちます。ライト〜フレッシュ系は6〜8°C、ミディアムは8〜10°C、樽熟成やフルボディ系は10〜13°Cが目安です(出典:日本ソムリエ協会)。グラスはチューリップ型グラスを使うと香りが集まりやすいです。

スタイル温度目安おすすめ品種
ライト・フレッシュ6〜8°Cソーヴィニヨン・ブラン、アルバリーニョ
ミディアム8〜10°Cピノ・グリ/ピノ・グリージョ、甲州
フルボディ・樽熟成10〜13°Cシャルドネ、熟成リースリング

保存のコツ:未開封は立てて保存し、直射日光と温度変化を避けます。開栓後は冷蔵庫保存が基本で、バキュバン等の真空保存を使えば酸化を抑えつつ3〜5日程度は品質を保てることが多いです(出典:UC Davis Extension)。長期保管は温度一定(約12°C前後)で湿度管理された環境が望ましい。

トラブル・よくある疑問と対処法(20%)

Q: ワインが冷たすぎると香りが感じられないのは? A: 低温は揮発性香気成分を抑えるため、香りが出にくくなります。軽くグラスを手で温めるか、飲む直前に少し温度を上げると香りが開きます。

Q: ワインが濁っている・紙くずのような沈殿があるときは? A: 若いオレンジワインや自然派ワインでは澱や微粒子が残る場合があります。香りや味にカビ臭(コルク臭)がある場合は抜栓して匂いを確認し、明らかに不快なら飲用を避けて購入店に相談してください。

Q: 白ワインをデキャンタする必要はある? A: 一般的に白ワインはデキャンタを要しませんが、強い還元臭(閉じている香り)や濃厚で古い白ワインはデキャンタやグラスを替えて香りを開かせると良い結果になります。

実践できる3つのチェックリスト

  • 目で色を確認:若いか熟成かを判別する。
  • 香りを2段階で嗅ぐ:静かに→回して深く。品種の特徴(柑橘系・ハーブ・トースト)を当てる。
  • 味わいを3拍子で評価:酸味→果実味→余韻。温度が合っているかも確認する。

まとめ

  • 目→香→味の3ステップで順に評価すると差が分かりやすい。
  • 温度はスタイル別に守る(6〜13°Cが目安、出典:日本ソムリエ協会)。
  • 開栓後は冷蔵庫と真空保存で3〜5日を目安に(出典:UC Davis Extension)。

この記事で使った主な出典:日本ソムリエ協会(サービス温度、サービング指針)、UC Davis Extension(ワイン保存の一般指針)。数値は出典に基づいています。

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