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トスカーナワイナリー巡り|キャンティ・モンタルチーノ

トスカーナワイナリー巡り|キャンティ・モンタルチーノ
#イタリア#トスカーナ

トスカーナワイナリー巡りで、キアンティとブルネッロ・ディ・モンタルチーノを味わうための実践ガイド。試飲温度・グラス選び、現地での手順や注意点をわかりやすく紹介します。

トスカーナワイナリー巡りの魅力

トスカーナは起伏に富んだ地形と地中海性気候が混ざる地域で、ワインに豊かな酸と果実味をもたらします。ワイナリー巡りでは、畑(テロワール)の違い、栽培方法、醸造の考え方を直に聞ける点が魅力です。特にキアンティ地域とモンタルチーノ周辺は訪問先が多く、ブドウ品種や熟成方針の違いを比較しやすいので、トスカーナワイナリー巡りの入門として最適です。

キアンティの特徴と試飲ポイント

ブドウとスタイル

キアンティは主にサンジョヴェーゼを主体とするワインで、赤い果実やチェリーの香り、適度な酸味が特徴です。スタイルは軽快なものからミディアムボディまで幅があります。熟成によりハーブや土のニュアンスが現れることもあり、試飲では若い果実味と熟成香の違いを比べると地域性がわかりやすくなります。

試飲時の温度とグラス

キアンティは一般にミディアムボディ赤に分類されることが多く、適温は14〜16℃です。グラスはチューリップ型グラスを推奨します。温度が低いと渋みや苦味が強調され、温度が高いとアルコール感が立ちやすくなります。適温で飲むことで、ワイン本来の香りと味わいのバランスが最も良く感じられます。冷蔵庫から出して約20分が目安です。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの特徴と試飲ポイント

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノはサンジョヴェーゼ系の別系統を用いて造られることが多く、豊かな果実としっかりしたタンニン、長い余韻が特徴です。構造がしっかりしたフルボディの赤で、長期熟成に耐えるワインが多いのが魅力です。ワイナリーごとに樽使いと熟成期間が異なるため、複数の年ヴィンテージを比較するとスタイルの差が明確になります。

試飲時の温度・デキャンタージュ

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノはフルボディ赤に分類され、適温は16〜18℃です。グラスはチューリップ型グラスを使うと香りが立ちやすくなります。若いものはデキャンタ(デキャンタ)で30〜60分ほど空気に触れさせるとタンニンが落ち着き、香りが開きます。温度が低いと渋みや苦味が強調されるため、冷蔵庫で保管していた場合は室温に出して30分程度置くのがよいでしょう。

ワイナリー巡りの実践ガイド

  • 事前予約を必ず行う:見学と試飲の時間、言語(英語・イタリア語など)を確認する。
  • 持ち物:ノート、ペン、身分証明書、歩きやすい靴。暑い季節は保冷バッグや水もあると便利。
  • 移動計画:ワイナリーは点在するため、運転手がいるか公共交通機関の確認を。試飲で運転することは避ける。
  • 当日の流れを把握:畑見学→セラー見学→試飲の順が一般的。質問を用意しておくと理解が深まる。

代替案:専用の試飲スパイラルやワインサーモメーターがない場合は、手でボトルを触って冷たさを確認する方法や、氷水(氷+水)に投入する急冷を活用してください。失敗回避として、ワインを冷凍庫に入れて急冷するのは避ける(凍結や破裂の危険)。また、ワイナリーでの写真撮影や他の訪問者への配慮は事前に確認しましょう。

試飲での具体的な手順(初心者向け)

  • 視覚:ワインの色と透明感を確認する。
  • 鼻に近づけて香りを吸い込む。香りの印象を3つ挙げる。
  • 口に含む:最初の印象、酸味、タンニン、果実味、余韻を順に感じる。
  • メモを取る:後で比較しやすくする。

代替案と注意点:温度計がない場合の目安は、白ワインは「冷たいけれど凍っていない」感覚、赤ワインは「ひんやりする」感覚です。氷水にボトルを入れる急冷は20〜30分でスパークリングの適温(6〜8℃)に近づきます。やってはいけないこと:試飲で飲み過ぎて運転すること、無断でボトルを持ち帰ること、土や設備に無断で触れること、です。

温度とグラスの選び方

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温度が低いと渋みや苦味が強調され、温度が高いとアルコール感が立ちやすくなります。適温で飲むことで、ワイン本来の香りと味わいのバランスが最も良く感じられます。

タイプ適温推奨グラス備考
フルボディ赤16〜18℃チューリップ型構造の強い赤に適す。冷蔵庫から出して30分が目安
ミディアムボディ赤14〜16℃チューリップ型キアンティ等に適する。冷蔵庫から出して20分が目安
ライトボディ赤12〜14℃バルーン型軽やかな果実味を楽しむ
フルボディ白10〜12℃チューリップ型樽香のある白に適す
ライトボディ白8〜10℃チューリップ型爽やかな白に適す
スパークリングワイン6〜8℃フルート型氷水で20〜30分の急冷が効果的
デザートワイン6〜8℃チューリップ型甘口ワインは冷やして提供

見学でのマナーと注意点

ワイナリー訪問では、他の見学者やスタッフへの配慮が求められます。事前連絡で集合時間や集合場所、キャンセルポリシーを確認しましょう。畑や樽に触る際は必ず許可を取り、写真撮影の可否も確認してください。試飲の量は適量にとどめ、運転の予定がある場合は代行や公共交通機関を利用してください。

まとめ

  • 適温を守る:キアンティは14〜16℃、ブルネッロは16〜18℃。適温で香りと味のバランスが良くなる。
  • グラス選びと手順:チューリップ型を基本に、視覚→香り→味わいの順で試飲する。代替案も用意しておく。
  • 現地マナーを守る:事前予約、控えめな試飲量、撮影・接触は許可を取る。運転は避ける。

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