ネーロ・ダーヴォラ|3,000円以上上質

ネーロ・ダーヴォラ|3,000円以上上質

ネーロ・ダーヴォラはシチリアを代表する黒ブドウ品種。凝縮した果実味とスパイス感が魅力で、樽熟成や果皮浸漬による重厚な表現まで幅広く楽しめます。

ネーロ・ダーヴォラとは

ネーロ・ダーヴォラはイタリア南部、特にシチリアで広く栽培される黒ブドウ品種です。品種分類は黒ブドウ品種。温暖な気候を好み、完熟すると黒系果実の豊かな香りと果実味が前面に出ます。近年はイタリア本国に加え、ニューワールドでも栽培され、産地ごとに異なる表現が楽しめます。果皮は比較的厚く、色素やタンニンをしっかりとワインに与えるため、しっかりとしたボディのワインに仕上がることが多いです。

味わいの特徴とテイスティングのポイント

香りとフレーバー

典型的にはブラックチェリー、プラム、ブラックベリーなどの黒系果実に、黒胡椒や甘草、トースト香やカカオのニュアンスが重なります。熟成が進むとレザーや土、ドライハーブの複雑さも出てきます。香りの広がりは豊かで、グラスから立ち上る果実とスパイスの層が楽しめます。

ボディとタンニン、酸味

一般にボディはミディアムフルからフルボディ。タンニンは中〜高めで、酸味は中程度です。これらがバランスすると長期熟成にも耐える構成となります。タンニンや酸はワインの骨格を作り、時間とともにやわらかくなる傾向があります。

代表的なスタイル

  • フレッシュで果実味主体のステンレス醗酵タイプ:若々しい果実味を前面に出した軽め〜中程度の表現。
  • 樽熟成タイプ:オーク樽で熟成し、バニラやトーストのニュアンスと滑らかなタンニンを付与。プレミアム表現で多い。
  • 長期マセラシオン(果皮浸漬)によるフルボディタイプ:果皮と接触させる工程(マセラシオン)で色素とタンニンを強く引き出し、濃厚で骨格のあるワインに。
  • ブレンド・キュヴェ:他品種と調和させることで柔らかさや複雑さを強調するスタイル。

用語の補足:マセラシオンは果皮と果汁を接触させる工程で、色やタンニン、香り成分をワインに移すための基本的な醸造手法です。

料理との相性

ネーロ・ダーヴォラは肉料理との相性が良く、特にグリルした赤身やラム、トマトソースを使った料理とよく合います。ペアリングでは次のフレームを使うと選びやすいです。

  • 同調:樽熟成タイプとグリルした肉は香ばしさが同調する。
  • 補完:酸味とタンニンがトマトソースの酸味や脂を補完し、料理の重さをリフレッシュする。
  • 橋渡し:ワインの黒系果実がスパイシーなソースと橋渡しとなり、全体の調和を生む。

選び方と楽しみ方

プレミアムレンジを意識するなら、樽熟成や長期マセラシオンを経たボトルを探すと良いでしょう。価格帯表示はプレミアムとして3,000〜5,000円あたりのレンジが目安になります。サービングは16〜18℃が適温で、チューリップ型グラスを使うと香りが開きやすくなります。濃いめの樽熟成タイプや長期熟成が期待されるワインはデキャンタで30分ほど空気に触れさせると、香りとタンニンが穏やかになります。

よくある質問

ネーロ・ダーヴォラはどんな料理と合いますか

回答:グリルした赤身肉、ラム、トマトベースのパスタ、ペッパー系のソース、熟成チーズなどが特に相性良好です。タンニンが料理の旨味を引き立て、果実味がソースと調和します。

若いネーロ・ダーヴォラと熟成タイプの違いは何ですか

回答:若いタイプは果実味が前に出てフレッシュで飲みやすい一方、樽熟成や長期マセラシオンを経たものは香りにスパイスやトースト、タンニンの厚みが加わり、複雑で余韻の長い表現になります。好みや料理に合わせて選んでください。

ネーロ・ダーヴォラ早見表

項目特徴
品種分類黒ブドウ品種
代表的な香りブラックチェリー、プラム、黒胡椒、トースト
ボディ感ミディアムフル〜フルボディ
タンニン・酸味中〜高めのタンニン、酸味は中程度
合う料理グリル肉、トマトソース、熟成チーズ
価格帯の目安プレミアム 3,000〜5,000円

まとめ

  • 多彩な表現が魅力の黒ブドウ品種:果実味主体から樽熟成の複雑なタイプまで幅広く楽しめます。
  • 料理と合わせやすい骨格:タンニンと酸が料理の味わいを補完し、特に肉料理やトマト系と相性が良いです。
  • プレミアム選びのコツ:樽熟成や長期マセラシオンを経たワインは上質な味わいを示し、3,000〜5,000円のレンジで見つかりやすいです。

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