EyeCatch

2025.11.06

ワイン知識

🍾 星付レストランで失敗しない!ワインラバーのためのスマートな「外食術

高級レストランでの食事は、ワインのチョイスで格段に楽しくなりますよね。でも、「グラスワインの注文で失敗したくない」「ソムリエとの会話が苦手」なんて人もいるかもしれません。ここでは、ワイン愛好家が知っておくべき「レストランでの裏技」を、フランクなトーンでご紹介します。これであなたもレストランのワインマスターです!

ソムリエとの「上級コミュニケーション」

ソムリエはあなたの味方です!遠慮せずに話しかけましょう。

  • グラスワインは試飲リクエストOK! 

グラスで頼むワインは、注文前に味見を頼んでOKです。変な顔をする店は、そもそも一流じゃないかも? ただし、コラヴァンで提供される超高級ワインは「試飲はごめんなさい」となる場合が多いので、そこはスマートに理解しましょう (Robinson, 2025)。

  • 「質問攻め」でソムリエを喜ばせる

ワイン担当者は、自分の知識を披露するのが大好き! 「ワインリストについていくつか聞きたいのですが」と切り出せば、詳しいスタッフが必ず対応してくれます。ただし、やたらと高いボトルを勧めてくる「営業強め」のソムリエには、ちょっと警戒が必要かもしれません。

テイスティングの「確認事項」3か条

テイスティングの儀式は、単なるパフォーマンスではありません。確認すべきは「好み」ではなく、「欠陥がないか」です。

  • 年号が合ってる?:リストのヴィンテージとボトルの年が一致するか、必ずチェック。
  • 香りは大丈夫?:ブショネ(カビや濡れた段ボールっぽいコルク臭)など、変な臭いがないか確認。
  • 温度は適温?:これが超重要!

白が冷えすぎているなら、クーラーから出して「グラスを手で包んで温める」**裏技を使いましょう。

赤が温くて煮詰まった味なら、迷わずアイスバケツで冷やしてもらうのがスマートな大人の対応です。 (Robinson, 2025)。

賢者の「コスト戦略」とリスト攻略法

お財布と相談しつつ、最高の体験を得るための戦略です。

  • 持ち込み(Corkage)は事前交渉

自分の秘蔵ワインを持ち込みたいなら、必ず事前に電話で「持ち込み料金はいくらか」を確認しましょう。サプライズで高額請求されるのを防げます。料金が安すぎる場合は(※日本の高級レストランの場合は6,000円以下が目安)、店の利益のためにリストからもう一本頼むのが粋な計らいです。

  • 「地味なワイン」ほどお得

あまり有名でない、珍しい銘柄がリストにあれば、それは「お買い得品」のサインかもしれません。多くの客が知っている有名銘柄には、レストランは割増料金をつけやすいからです (Robinson, 2025)。

古いヴィンテージ(3〜4年以上)があるリストは、店がワインに本気で、積極的に在庫を確保している証拠。自宅では飲めない「熟成の妙」を楽しむチャンスです。

最高の乾杯は「泡」でスタート!🥂

4人以上のグループなら、最初の一杯はスパークリングワインやシャンパーニュから始めるのがおすすめです。

  • 意外なコストメリット:実は星付レストランは、スティルワインよりも泡の利益率を低く設定している傾向があり、結果的に相対的にお得になることが多いです。
  • 場のムードを一気にアップ!:開栓の音は、パーティーの始まりに最適。複雑なドリンクの注文を待つ間の気まずさも解消してくれます。

参考文献

Robinson, J., 2025. Eating out – tips for wine lovers. [online] JancisRobinson.com. Available at: https://www.jancisrobinson.com/articles/eating-out-tips-wine-lovers [Accessed 23 March 2025].